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変形性股関節症の原因は?

先日あるメールマガジンを読んでいたところ、 変形性股関節症の発症原因は・・

『何らかの理由により 股関節の隙間が 均一でなくなったり、寛骨臼が 浅かったりして、次第に股関節が 変形して痛みを伴う 症状を言います。』
 この様に説明していました。

臼蓋形成不全のように先天的なかぶりの浅い状態に関しては良いのですが、『何らかの理由により』と説明している、その『何らかの理由』こそが原因なのに、そこがスルー?と驚きました。

その理由が分からなければ、いくら股関節を矯正して良い状態に近づけたとしても、また同じ原因を繰り替え恐れがあるのです。

ですから、礒谷式力学療法では徹底的に原因を追究、究明してその解決策としての日常生活の指導を行います。

つまり、その方の股関節の角度の状態から、この動作の時はこういう脚の使い方をしているだろうと想像できますから、しゃがむ時はこう、歩く時はこう、座る時はこうと指導させていただくわけです。

しかし、これは股関節疾患のある方だけの話ではありません。

健常な股関節の状態であっても、日常生活の習慣により股関節には様々な癖がついてしまっています。

歩くときに足先が開いている。



座る時に脚が外に開く。



立っていると自然に右脚に体重が掛かっている。



麻痺や杖使用においても極端に片脚重心になると体に負担が増えます。どのように杖を使えばいいかも大事な生活習慣となるのです。

椅子に座ると右脚を上に組む。


椅子に座ると骨盤がずるずると寝てしまうのが楽。

この様な偏った動作を長年続けることにより筋肉に偏りが生じ、骨が引っ張られて骨の位置がずれて、骨同士が擦れて骨を削ることにより変形性股関節症が発症しているのが原因なのです。

そして、こうした動作はどれも股関節のクセから起こる現象ですから、それらを治すことも股関節で出来るわけです。

ですから、日常生活の指導があることは、整体やリハビリを選ぶときの大事なポイントになるのです。
  
    股関節を極めて70年の礒谷式力学療法×CS60の整体院     
          杉並区・西荻窪 鴨下療法所


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