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自分で出来る上部頸椎の矯正法。

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【上部頸椎】

 ちょうど一年位前に書いたブログで、『自転車に乗っている時に首だけで後ろを振り向けますか?』という話を書きました。

 概略は、背骨の一番上のドーナツ状の骨・環椎にスポッとはまる2番目の柱状の骨・軸椎の組み合わせにより、首は他の背骨と違い回転運動が得意なんですが・・(この頭蓋骨の下の部分、環椎、軸椎を合わせた部分を上部頸椎と呼びます)

 しかし、猫背から起こるストレートネックや過前弯の影響でこの関係性がスムーズに動かなくなると、首だけで後ろを振り向けなくなり、体全体を後ろに回して振り向くようになってしまいます、という内容でした。

 時々、高齢者の方で自転車に乗っている方が後方確認すると車道側にフラフラと出てしまう方をお見掛けしたことは有りませんか?
 まさに、それが首だけで振り向けていないという状態なのです。

 しかし最近では、高齢者の方ではなく若い方でもスマホやPCを使う時間が長く、運動不足による脚力低下でかなり早い時期から姿勢が悪く、顔が真に突き出たような姿勢の人が、この状態になっているのです。

 これは、非常に危険な事です。

 首から出ている自律神経は脳、目、鼻、耳と頭回りの大事な器官支配をしていますから、そうした個所の不具合を引き起こすことも有りますから、脳にダメージでも起これば命取りになることも・・・。

 また、ストレートネックや過前弯の状態は慢性的な頭痛や自律神経失調症など神経系のトラブルの原因にもなりますから注意したいところです。

 そして、ここが大事なところですが、首の問題は決して首だけの問題ではないという事です。

 つまり、姿勢の崩れのおおもとは脚の筋肉のアンバランスから始まり、股関節角度の転移、骨盤の転移、背骨の転移、前肩、ストレートネックという具合に進んでくるのです。

 そこで、礒谷式力学療法の創始者、礒谷公良先生は体全体からの首の整え方も研究されました。

 それが礒谷式力学療法枕による矯正です。

 その使い方は・・・

 1、脚を結んで仰向けに寝る (膝上1本でも大丈夫ですが膝などのトラブルが有れば3本結びをお勧めしています)

 2、脚を紐で結び股関節、骨盤を逃げないようにして腰枕の8つの突起部分を腰椎にあてることにより姿勢が矯正されます。(入れ方、抜き方は注意点が有りますので注意が必要です)
  ストレートネックや過前弯は、骨盤の傾斜を正して、腰椎の前弯から始まる生理曲線を回復させなければ根本の解決にはならないので、まず腰椎の前弯を作る矯正を行います。

 3、腰から枕を抜きましたら、首の中央部分の気持ちの良いところに枕の縦部分4つの突起部分をあてがうように置きます。


 4、頭のてっぺんの中心を軸にして頭を左右になるべく大きくゆっくりと振ります。

 これにより首の筋肉を緩めて首の骨の1番目と2番目、環椎、軸椎の関係性を修復しようとするのです。

 <h3>同じような器具はオステオパシーにもありますが、礒谷公良先生の独自性は、この枕で首を緩め頸椎の修復を行う時に、この枕により姿勢悪化のおおもとの骨盤、股関節を矯正した後でこれを行うことにより、ただの対処療法にとどめていないことが大事なポイントになっています。</h3>

 また、この他にも、4つの突起部分を下にして枕を少し斜めにした状態で盆の窪(ぼんのくぼ)と呼ばれる頭蓋骨の後ろのヘリを刺激する方法もありますが、この部位は視神経との関係性から眼脂疲労などに効果があると言われています。

 当所では、礒谷式力学療法の基本ルールにのっとり、腰枕後に4つの突起矯正を5分、ヘリで5分を推奨しています。

  ストレートネックなどの姿勢も根本から解決する礒谷式力学療法× CS60の整体院 
    杉並区・西荻窪 鴨下療法所   杉並区松庵3‐35‐21
 

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