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【子連れで行くインクルーシブ公園 #03】地元の保育園児がネーミング。府中の森公園「にじいろ広場」

府中の森公園に2021年10月2日にオープンしたばかりのインクルーシブ公園「にじいろ広場」に行ってきました。

正門から公園に入るとすぐ白いフェンスに囲まれた広場が見えてきます。元々あった遊具広場をリニューアルしたそうです。

白いフェンスの中がにじいろ広場

小山型のトランポリンが見えます。子どもたちが楽しそうに飛び跳ねています。

他のインクルーシブ公園でも見たような、ゆるやかなスロープの複合遊具もあります。

ちなみに、息子はこの中にたどり着く前に手前のどんぐりにハマってしまい、なかなか中にたどり着けず(泣)

府中の森公園の地面は無限どんぐり・・・

さて、やっと中に入れました。

先ほどのトランポリンをもう一度。年齢別に2つのサイズに分かれています。
特徴的な小山型は、車いすから横づけしても登りやすいように作ってあるそうです。

手前が小さい子ども用、奥が年長の子ども用

青いネットの遊具も子どもたちが楽しそうに登っています。こちらも足のハンデがあっても遊べるように配慮がなされているとのこと。

この公園で面白いのは、地元の子どもたちがネーミングに協力していることです。広場そのものの名前、そして各遊具の名前を地元の保育園や幼稚園、小学校などから行い、投票で決定したことが紹介されていました。

子どもたちに事前に周知でき、自分たちの公園だという気持ちを持ってもらえるいい方法ですね。
それぞれの名前もかわいらしいです。トランポリンは「マシュマロくんA・B」、ネットの遊具は「あみあみピラミッド」。
複合遊具も、「複合遊具」と呼ぶと味気ないですが、「アドベンチャーキャッスル」と呼ぶとテーマパーク感が出てきますよね。

ちなみにフェンスの外にもいくつか遊具はあって、高さのある砂場やブランコ(体幹を支えるバーつき、寝そべれるお皿状のもの)、シーソー、音の遊具などがありました。

車いすでも遊べるお砂場
左の青い方がバーつき、右のオレンジが寝そべれるお皿型のブランコ
シーソーではパパたちが活躍!
左右で糸電話のように話せる遊具

全体像はこんな感じです。

例によって全部ご紹介できていないので、詳細の解説のある記事リンクを貼らせてもらいますね。
府中の森公園にじいろ広場(東京都府中市)大きなインクルーシブ公園が東京都内にオープン

リニューアル以前からあるという野菜のオブジェ(?)もちびっ子たちに人気でした。息子もいろんな野菜にまたがってました。

もともと地元の生活に溶け込んだ公園のリニューアルだから、引き続き愛される公園であってほしい、という作り手の気持ちが伝わってきました。

と言いつつ、インクルーシブ公園をいくつか回ってみて感じたのは、実際に障がいのある子どもってどのくらい来ているのかな?ということ。車いすのように見た目ですぐわかる子どもばかりではないと思うのですが、特にそれらしい子どもを見かけなかったので、ちょっと気になりました。

インクルーシブ公園だと知らなくても楽しめる公園ではありますが、せっかくならそのコンセプトが広まって、実際に交流の場になってほしいと感じました。

そのあたりの工夫や実態についても、今後レポートしていこうと思います。

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