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ゆく川の流れは絶えずして。

ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず

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淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

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世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

くめです。「ゆく川の水は絶えずして」、声に出して読みたい名文です。方丈記ですね。

方丈記が執筆された時代と、現代は似ているのかもしれません。世の中が大きく変わり、多様な価値観が交わり、私たちはどう生きるべきか、悩む方が増えてくるでしょう。

今の時代の悩める人たちに寄り添ってくれるが如く、鴨長明の言葉が心にすっと染み渡るのです。読み終えた時、あなたの心境に変化が訪れるかもしれません。

何事も自ら選択し、自ら手に取って読める時代です。何を読むかで、あなたの価値観も随分と変わることでしょう。世に蔓延る扇動家に惑わされないでほしいと思います。

Credit: J BOY/stock.adobe.com, slonme/stock.adobe.com, TomoKuro/stock.adobe.com

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