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自分でかなえる 『太陽のパスタ 豆のスープ』宮下奈都
ドリフターズ・リスト
主人公が少しずつ行動する姿に影響され、
左手にこの本を持ちながらスマホで美容室の予約をしたのはここだけの話。
宮下奈都さんの『太陽のパスタ 豆のスープ』という本を読みました。
結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽(あすわ)。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは“ドリフターズ・リスト(やりたいことリスト)”の作成だった。自分はこれまで悔いなく過ごしてきたか。相手の意見やその場の空気に流れていなかっただろうか。自分の心を見つめ直すことで明日羽は少しずつ成長してゆく。自らの気持ちに正直に生きたいと願う全ての人々におくる感動の物語。
縋っていたことが突然なくなって、「自分」が何もなかったことに気が付く。
何処へでも行ける状態って、一番身動きが取れない。
自分の人生の舵をとるのは自分だ。
その道標になってくれるのが「ドリフターズ・リスト」なのかもしれない。
少しずつ、自分を形作ってゆく。
やりたいことを書いても、誰かが叶えてくれるわけではない。書いたことは自分で行動して、自分で叶えていくものだ。
明日羽と叔母の関係性が印象的だった。タイトルにも結び付いている。
食べ物を人生に例えた表現もおもしろかった。
「一切れのパン」のお話が良かったのでサムネイルはパンにしました。
一気に読んだ本だった。
おもしろかった。
心に残る言葉がたくさんあった。本には付箋だらけです。
雰囲気は原田マハさんに似ていて、夢をかなえるゾウに似た自己啓発本のような感じの本でした。
さっそくドリフターズ・リストを作成して、動き出したくなった。
またいつか、ありたい姿に近付けたときに読んだら感じ方が変わるかもしれない。
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