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【書評】No.1ホストが教える心をつかむ気づかい

どのような世界においても、生きていく上で「気づかい」は大切です。

今回は「気づかいのプロ」である信長さんの著書「No.1ホストが教える心をつかむ気づかい」をご紹介します。

本の概要&「なぜ読もうと思ったか」

ホストの世界では、見た目、トーク、そして「気づかい」が3大要素とされています。そのなかで最も大事なものが気づかいです。なぜなら、見た目もトークも、相手への気づかいができてこそ「ホンモノ」になるからです。本書は、歌舞伎町のホストクラブで10年以上、No.1ホストの座を守り続けてきた著者が、一流のビジネスパーソンに求められる「気づかい」の技術を教えます! あなたも一流の気づかいを学び、ライバルと差をつけましょう!(Amazon商品ページより)

自分は内向的な人間で、社交事例的なトークや雑談、「気づかい」がとても苦手です。

特に初対面の人と話すときは、すぐに話が途切れてしまい、気まずい雰囲気になることがよくあります。

本書では様々な「気づかい」について「三流は〇〇、二流は〇〇、一流は〇〇」というわかりやすい構成で書かれており、とても読みやすいです。

特に自分は目次をチラ見して

・【名刺】 三流は単なる紙、 二流は「 自己 アピール」 の道具、一流は〇〇
・【話題探し】三流は「 最近どう?」、二流は「趣味って何?」、一流は〇〇
・【自分のトーク量】三流は話す、二流は聞く、一流は〇〇
・【財布】三流はメタボ財布、二流はブランド財布、一流は〇〇

といった項目が気になり購入しました。(目次では答えが伏せられているのが上手いですね笑)

個人的に刺さった文

席についた女の子が「最近、どうですか?何かおもしろいことありました?」と口にした途端、その先生は「その〝おもしろいこと〟をしゃべるのが、キミの仕事だろ」と、ご機嫌ナナメになってしまったとか。

相手に話題探しをさせてしまう、どう答えたらいいのか迷わせてしまう「最近どう?」という質問は気づかいに欠けているとの指摘、耳が痛いです。

話題探しの答えは「暇なとき何してる?」と聞くことで、相手の回答に対する心理的負担を減らしてあげる「気づかい」が大事だということ。


いかに相手から「自慢」と「グチ」を引き出すか。この二つは誰もが話したい話題です。話したいけれど、なかなか話す場がないから、たくさん話せれば話せるほど気持ちがいいし、話を聞いてくれた相手に好感を抱くのです。

トークを続かせるためには、自分が話す量を増やそうとするのではなく、相手にたくさん話させる(=聞き上手になる)ことが大事。

特に「自慢」と「愚痴」は誰もが話したがっているから、そこをうまく聞いてあげるとトークが続きやすい。


雑談の目的は、正しさを追求することではなく、盛り上がって相手の気分をよくすることです。とくに、事実にこだわりがちな男性は「それ本当なの?」と聞きたくなると思いますが、そこはグッと我慢してください。

これは自分もよくやってしまいがちなことです。「男は論破したがる生き物」ですが、何事も正しければ良いってものじゃないことは肝に銘じておきたい。


一流は、たとえ宅配便の人にでも「自分の大切な人と同じ」ように接します。(中略)それが習慣になると、いちいち人によって態度を変えるほうが難しくなっていくのです。(中略)自分より立場が弱い人に対してどういう態度を取るか、あなたの想像以上に周囲の人たちは見ています。

「店員に強い態度を取る男はモテない」という話はよく聞きますが、自分の場合は宅配便の人やタクシーの運転手など、あまり意識していないところで無愛想な態度をとってしまいがちでした。

これからはあらゆる人に対して「自分の大切な人と同じ」ように接し、習慣にしていかなければと感じました。

まとめとこれからのTodo

自分は在宅ワークで人と接する機会が少ないですが、だからこそ経験値が少なく、気づかいが苦手とも考えられます。

そんな自分にとって、本書はとても多くの気づきを得られる良書でした。

今後は

・聞き上手になる(特に相手の自慢と愚痴を引き出す)
・雑談に置いて正しさを追求しようとしない
・あらゆる人に対して、丁寧に接する

ことを意識して生活したいと思います。


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