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口呼吸の原因は…歯かも?

あなたは意識して鼻呼吸をおこなっていますか?無意識に口呼吸をしている人って実はとても多いのです。

お鼻で息できない原因は花粉症や鼻炎などあげられますが、蓄膿症もその一つです。
蓄膿症という病気はCMでも流れるので皆さんご存じだと思いますが、放置すると炎症が広がり視力障害、髄膜炎や脳腫瘍、中耳炎、咽頭炎、気管支炎などになる可能性がある怖い病気です。

鼻の周囲にはたくさんの空洞のがあり、その空洞を副鼻腔といいます。
蓄膿症はその副鼻腔のどれかが慢性的な粘膜の炎症を起こしている状態のことで、慢性副鼻腔炎と言われます。

慢性副鼻腔炎の症状は
・鼻がつまる
・匂いがしない
・鼻や口から変なにおいがする
・粘り気のある黄色い鼻水が出る
・鼻水が喉に流れる
・目の奥や頬の奥が痛い
・頭痛や頭が重い
などがあげられます。

副鼻腔炎は風邪やインフルエンザなどのウイルスや細菌、アレルギーなどにより副鼻腔の粘膜に炎症がおき、粘膜が腫れたりどろっとした鼻水が鼻の通り道を塞ぎ、副鼻腔に鼻水や膿、異物を排除できず溜まってしまう病気です。
副鼻腔炎が3か月以上続くと慢性副鼻腔炎と呼ばれます。

副鼻腔炎の原因はウイルスや細菌、アレルギーだけではありません。
歯が原因のこともあります。

上の奥歯は副鼻腔うちの一つ、上顎洞と接近しており、虫歯や歯周病の炎症が歯を支えている骨を溶かし上顎洞へ通じてしまう場合があります。
鼻性の上顎洞炎の場合両側の上顎洞に炎症があることが多いようですが、歯性の場合は原因の歯がある側のみに炎症が見られます。

歯性上顎洞炎の場合は歯の治療をしないと治りません。耳鼻科の治療と連携して進めていく必要性がある場合も。
鼻呼吸できない原因はいろいろありますが、このように怖い病気が隠れてることもあります。

今後の健康のため、感染症リスクを減らす為、鼻呼吸できない方は一度検査してみてはいかがでしょうか。

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