ミラクル子育て②
~子育てをしているお父さん,お母さん,そして先生と呼ばれる人育てをしているすべての方へ,また,自分を好きになりたいすべての方へ~
こちらのブログに訪問してくださってありがとうございます。
主な内容は前回の記事をお読みくださいね。
(読まなくても,今日の内容はまた別なので大丈夫!)
今日は,優しい優しい,ゆまちゃん(仮名)4年生のお話です✨
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「先生,プリントが1枚足りません(*^^*)」
ニコニコしながら,わざわざ席を立ち,私のところまで
プリントを取りにくる,ゆまちゃん。
「わ~💦ごめんね,ありがとう」
プリントを手渡しながら,担任の私は不思議に思う。
『あれ?ゆまちゃんの席って,後ろから2番目だったはず・・・』
ゆまちゃんを見ていると,
後ろから2番目の席に戻っていった。
ゆまちゃんは,自分がもらうはずのプリントを一番後ろの席の子に渡して
自分がもらいに来てくれたんだ・・・・。
私が小学生の時,こんなに気遣いができただろうか。
本当に素晴らしい子だなあ,と感動しました。
私は嬉しくなって,クラスみんなの前でこのことを伝えました。
みんなは,ゆまちゃんに大拍手です。
それからは,
プリントが1枚足りなくなると,
後ろから2番目の子が取りに来るのが当たり前になりました🌸
時には先頭の子がしっかり者で,
枚数を数えて,足りません,って教えてくれたっけ🌈
もちろん強制などしていません。
本当に子供たちって素直で,動くのが好きだし,
優しくされるのって嬉しいって
知っているのです。
そんなクラスの優しい循環を生んだゆまちゃんは,
ある日私のところに来て言います。
「先生,私ね,ダメな子なんだ・・・・」
もうさ,
目が飛び出るかと思うほどびっくりしました。
こんな優しくていい子が,なんでダメな子なんて言うんだろう・・・。
話を聞いてみると
「テストの点数も100点取れないし,かけっこも遅い。
でもね,お兄ちゃんはすごいんだよ。
リレーの選手だし,テストもたくさん100点取れるの」
と言います。
私は
なるほど~~~・・・・と思いました。
学校でも家庭でも,
目に見えやすいこと(テストの点数や何かの競争で勝つなど)は
褒められやすいし,評価される。
だから,勉強ができる子や,運動が得意な子は
自己肯定感が高くなりやすい。
でも,勉強や運動に苦手意識のある子は
あまり評価されないから,自己肯定感も下がりやすいんだ・・・・。
ゆまちゃんは,プリントの件もそうですが
それ以外にも,
友達にとても優しくて,お掃除なども率先してやる働き者。
明るくて,堂々と意見を言うのが得意なので
率先して手を挙げて発表します。
誰にでも話しかける社交性もあって,本当に素晴らしい。
私は,これらのことを彼女に伝え
褒めまくりました。だって本当にそう思うんだもの。
その後,彼女は,自分のいいところがわかり
ダメな子,って言わなくなりました💓
この,ゆまちゃんとのやりとりをきっかけに,
「目に見えない素晴らしいことを
たくさん褒められるような先生になろう」
と気を付けるようになりました。
テストの点数とか
教科によって得意不得意とか
絵がうまいとか苦手とか
走るのが速いとか遅いとかって
努力なのかな?
やってもやってもできないこともあるよね。
だから,できなくても,いいよね。
そんなことを深く思った出来事でした。
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できないことがたくさんあってもいい
人と比べなくていい
いいところは無理なくできちゃうから,
自分ではあまり気付かないものです。
いいところを,数えてみましょう。
大人も同じ。
もっと自分のことを褒めてみませんか?
できないことは,人に頼んじゃいましょう。
できることで,人を助けましょう(*^^*)
みんな,何者かになんてならなくていい
自分そのままで,100点満点
ME(ミー・自分)がE(イー・いい)って思えたら
最高の人生がまっているね。
毎日が幸せであふれますように。
ありがとうございました🌸
・゜・。☆・゜・。☆ひとみ・゜・。☆・゜・。☆
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