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ミラクル子育て②

~子育てをしているお父さん,お母さん,そして先生と呼ばれる人育てをしているすべての方へ,また,自分を好きになりたいすべての方へ~

こちらのブログに訪問してくださってありがとうございます。
主な内容は前回の記事をお読みくださいね。


(読まなくても,今日の内容はまた別なので大丈夫!)


今日は,優しい優しい,ゆまちゃん(仮名)4年生のお話です✨


・゜・。☆・゜・。☆・゜・。☆・゜・。☆・゜・。☆

「先生,プリントが1枚足りません(*^^*)」

ニコニコしながら,わざわざ席を立ち,私のところまで
プリントを取りにくる,ゆまちゃん。

「わ~💦ごめんね,ありがとう」

プリントを手渡しながら,担任の私は不思議に思う。
『あれ?ゆまちゃんの席って,後ろから2番目だったはず・・・』

ゆまちゃんを見ていると,
後ろから2番目の席に戻っていった。

ゆまちゃんは,自分がもらうはずのプリントを一番後ろの席の子に渡して

自分がもらいに来てくれたんだ・・・・。

私が小学生の時,こんなに気遣いができただろうか。

本当に素晴らしい子だなあ,と感動しました。


私は嬉しくなって,クラスみんなの前でこのことを伝えました。
みんなは,ゆまちゃんに大拍手です。

それからは,
プリントが1枚足りなくなると,

後ろから2番目の子が取りに来るのが当たり前になりました🌸

時には先頭の子がしっかり者で,

枚数を数えて,足りません,って教えてくれたっけ🌈

もちろん強制などしていません。


本当に子供たちって素直で,動くのが好きだし,
優しくされるのって嬉しいって

知っているのです。


そんなクラスの優しい循環を生んだゆまちゃんは,

ある日私のところに来て言います。

「先生,私ね,ダメな子なんだ・・・・」

もうさ,

目が飛び出るかと思うほどびっくりしました。

こんな優しくていい子が,なんでダメな子なんて言うんだろう・・・。

話を聞いてみると

「テストの点数も100点取れないし,かけっこも遅い。

でもね,お兄ちゃんはすごいんだよ。

リレーの選手だし,テストもたくさん100点取れるの」

と言います。

私は

なるほど~~~・・・・と思いました。

学校でも家庭でも,

目に見えやすいこと(テストの点数や何かの競争で勝つなど)は

褒められやすいし,評価される。

だから,勉強ができる子や,運動が得意な子は

自己肯定感が高くなりやすい。

でも,勉強や運動に苦手意識のある子は

あまり評価されないから,自己肯定感も下がりやすいんだ・・・・。

ゆまちゃんは,プリントの件もそうですが

それ以外にも,

友達にとても優しくて,お掃除なども率先してやる働き者。

明るくて,堂々と意見を言うのが得意なので

率先して手を挙げて発表します。

誰にでも話しかける社交性もあって,本当に素晴らしい。

私は,これらのことを彼女に伝え

褒めまくりました。だって本当にそう思うんだもの。


その後,彼女は,自分のいいところがわかり

ダメな子,って言わなくなりました💓


この,ゆまちゃんとのやりとりをきっかけに,


「目に見えない素晴らしいことを

たくさん褒められるような先生になろう」

と気を付けるようになりました。

テストの点数とか

教科によって得意不得意とか

絵がうまいとか苦手とか

走るのが速いとか遅いとかって

努力なのかな?

やってもやってもできないこともあるよね。

だから,できなくても,いいよね。

そんなことを深く思った出来事でした。


・゜・。☆・゜・。☆・゜・。☆・゜・。☆・゜・。☆

できないことがたくさんあってもいい

人と比べなくていい

いいところは無理なくできちゃうから,

自分ではあまり気付かないものです。

いいところを,数えてみましょう。


大人も同じ。
もっと自分のことを褒めてみませんか?
できないことは,人に頼んじゃいましょう。

できることで,人を助けましょう(*^^*)

みんな,何者かになんてならなくていい

自分そのままで,100点満点
ME(ミー・自分)がE(イー・いい)って思えたら
最高の人生がまっているね。

毎日が幸せであふれますように。

ありがとうございました🌸

・゜・。☆・゜・。☆ひとみ・゜・。☆・゜・。☆


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