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腹黒い話。

大学生時代の友人からメールが届いた。
「夢を叶えたんだね、おめでとう!」
ちょうど朝、夢について考えていた。

私は、努力しないで夢が叶っているように見える人がとても苦手である。

例えば、美大に行って、一生懸命絵を描いてきた人が人気作家になる、というのは、全く嫌じゃないし「おめでとう!」と心から思う。
しかし、大企業に就職して、結婚をして子宝にも恵まれて何不自由なさそうな人がなんとなく絵を描き始めて、人気作家になるのがすごくモヤモヤしていた。
何故なんだろう?
大手で働いていたので、その件での嫉妬はまったくない。
結婚と子宝?それも、まったくない。
裕福さなのか、、?


ちがう。



そんなに絵を描く努力をしていないのに、
夢を叶える人が嫌いなのだ。


夢を叶えるのは、
様々な縁が重なる。
絵の質も一定基準は必要だろうが、
その他にも
人徳や、素直さ、タイミングや、心に響く絵を描けるなど
理由は様々だ。




努力していないのに、人気になる、というのは確かにある。
しかし、
努力していないのに、人気が続く、はない。



人生は瞬間では終わらない。
ずっと継続する長い『道』だ。

もし、続くのであれば
毎瞬努力しているのだ。


努力というのは、
歯を食いしばって我慢することではなく、
単純に、その夢を叶えるための『努め』。

継続して売れている人は
例外なく、その『努め』をしている。

きっと目に見えないところで
日々努めているのだ。

そう思うと、私がモヤモヤする理由などどこにもない。
当然の結果なのだ。

今、売れているように見える。
しかし、この先はわからない。
それは私にとっても同じだ。

ということは、、
モヤモヤすることがとっても無意味である。


大抵、こう思う時は
自分のことがおろそかになっている時だ。

もっと自分に夢中になって
遊ぶように努めようではないか。


green

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