クラシックバレエを馬鹿にされた(気分になった)話。
久しぶりの投稿な気がします。
かみのみかです。
note、アプリのアイコンが変わりましたね。
正直前の方が好きでした。色味が、好みでした。
本年の仕事を納めた本日。
先日、もやっとしたことを今年中に消化するためにnoteを開きました。
別部署のお偉いさん(役員レベル)の方との飲みの場のことです。
2年目の私にはまだ入社時の熱意の片鱗がありますので、これからの自分のキャリアの相談をさせていただいていました。
私が希望する部署は体力が必要な仕事を担うところです。
朝昼晩関係なく、昨今の「働き方改革」に思い切り反する環境です。
私はそれを承知でその部署を希望しています。
お偉いさんはその部署の経験者。
何年も前のことですが、厳しい職場環境に身を置いてきた、いわば先輩。
お偉いさんが私に尋ねました。
「何かスポーツやってたの?」
体力に自信はあるのか、という意味ですね。
それに対し私は、「クラシックバレエを6年ほどやってました」と答えました。
お偉いさんは言いました。
「そんなんじゃだめだよ、格闘技とかやってるレベルじゃなくちゃ。」
私は笑って誤魔化しました。
なるほど、そんなことを言われるのか、と同時に心の奥底では「バレエなめてんの?」と思いました。
この気持ちが正解なのか、私はいまだにわかりませんが。
クラシックバレエの経験者、もしくは身近にクラシックバレエ経験者がいる方ならわかってくれるかもしれません。
クラシックバレエが、どれだけ過酷なものなのか。
一見優雅で美しく、ただ曲に合わせて体を動かし踊っているだけに見えるバレエ。
もちろん、そう見えているのならバレリーナの本望です。
いかにつらさを見せないか、が優雅さを魅せることにもなりますから。
けれどあの動きをするためには、計り知れないほどの体力・筋力、無駄のない呼吸とベストなエネルギー、そして過酷な動きに耐え抜く精神力と美しさを表現する表現力が必要なのです。
初心者は、基本の姿勢で1分経ってもらうだけで翌日には全身筋肉痛になるでしょうね。それだけ大変な全身運動なのです、バレエは。
バレエを始めてから、体力測定で行う持久走が得意になりました。
風邪を引かなくなり、体脂肪率は何をしても18%以上になることはなかった。
重いものだって持てたし、長時間労働だってお手の物だったんです。
ああ、バレエについて何も知らないんだな、と思いました。
お偉いさんはその後、以下に過酷な現場での仕事だったのかを体験談とともにお話しくださいました。
お偉いさんが、『話し始めに人を否定する癖』があるのだと気付くのはこの後のことでした。
こんなことを書いていますが、きっとお偉いさんも私のことを『何も知らない若造』と思ったことだろうと思います。
同じく私も、お偉いさんのことを『古い考えの持ち主なんだな』としか思えなかったことに自分自身の甘さを感じております。
こういう、違う時代を生きている人との関わりこそ、深めていくと味が出るんだろうなと思いながら、ひとり帰路についていました。
そして自分の希望する道を行くには、こういったお偉いさんに自分を分かってもらうことが必要なんだろうなとも。
2023年、お偉いさんに言われて心に響いたいくつかのことを実行して、「そういえばあの時おっしゃってたこと、今これだけやっているんですよ」と言ってやりたいなと思います。
2022年ももうすぐ終わり。大変な1年でした。
来年の私が、たくさん笑えていますように。
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