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紹介したいnote記事「一枚の絵」

冬月剣太郎 猫詩人🐈さんの「一枚の絵」という記事を紹介します。

子供のころから
一度でいいから銀河鉄道に乗ってみたいと想っていた
でも結局、願いかなわず年とってしまった
冒険もした
恋もした
病気もした
でも、どうしても銀河鉄道に乗ることだけはできなかった
ある夜
一枚の絵に出逢った
夜行列車に乗った少女と猫が
湖に浮かぶ三日月をながめている絵だった
気がついたら
わたしは銀河鉄道に乗っていた

一枚の絵| 冬月剣太郎 猫詩人🐈 (note.com)

 銀河鉄道と言えばと思ってネット検索してみると、「銀河鉄道株式会社」と言うバス会社があると知りました。

 ホームページはこちらです。

 冬月さんが子どもの頃から乗りたかったのは「宇宙を運行する列車」ですから、このバスではない事はわかりますが、とりあえずご報告させていただきました。

 銀河鉄道で連想するのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と松本零士の漫画「銀河鉄道999」です。「銀河鉄道999」のアニメ放送はいつも楽しみにしておりました。

 私は怖がりなものですから、宇宙に行って帰ってこられなかったら嫌だと思い、銀河鉄道に乗りたいと思った事はありませんでした。もしかしたら未来には宇宙旅行が当たり前になるのかも知れませんが、やっぱり怖いです。

 冬月さんは、子どもの頃からの夢をずっと大切にしてこられたんですね。でも「銀河鉄道は物語の世界」ですから、普通に考えたら難しい話です。

 ところが、詩の最後に「気がついたらわたしは銀河鉄道に乗っていた」と書いてあるではありませんか。これはどういう事なのでしょう。

 銀河鉄道に乗る事が出来たのは、「一枚の絵に出会ったから」だと言っています。それが記事の上部にある絵なのでしょう。確かに「夜行列車に乗った少女と猫が、湖に浮かぶ三日月をながめている絵」です。

 この絵を見た瞬間、冬月さんの心は銀河鉄道に乗ったんですね。きっと、今まで頭の中で想像していた銀河鉄道の様子にそっくりだったのでしょう。

 この詩を読んで私は、心が洗われる気がしました。冬月さんは、子どものように純粋な心の持ち主なんだなと思ったからです。年齢を重ねてもなお、子ども心を忘れない。なんて素敵なんだろうと。

 普段、私は、現実にありそうな小説を書いています。ファンタジーを書いてみたい気もしますが、なかなか筆が進みません。

 冬月さんに限らず、noteで作品を発表していらっしゃる方々には、子どものように純粋な心を持った方が多いです。そういう方々の作品に出合い、いつも感動をいただいております。

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