私の心の兄貴であるセイスケさんが、中川幹太上越市長の失言を記事に取り上げてくださったので紹介します。
中川幹太市長の事をご存知の方は少ないと思いますので、簡単に紹介します。
広島で生まれて、兵庫の高校を卒業後、広島大学に進学。大学卒業後に入った勤め先で環境NPO活動に従事。それがきっかけで新潟県上越市に移り住み、2008年に上越市議会議員選挙に出馬してトップ当選。
2017年の上越市長選挙に立候補するも、現職に敗れてしまい落選。2021年の同選挙に再び出馬して当選し、上越市長になりました。私はつい昨日までこの方を知りませんでしたが、ネットニュースで知る事となりました。
中川市長の失言は今回が初めてではないようです。過去にも、「差別的」とも思える発言を繰り返しています。
「直江津に商店街はない」
これはどういう意味なのでしょう。私は新潟県出身で18歳まで住んでおりました。上越市を訪れた記憶はありませんが、直江津商店連合会のホームページを見ますと確かに商店街はあります。
中川市長は上越市に住んでいながら、直江津の商店街が目に入らなかったのでしょうか? 市長選の時に街宣車で訪れたり、商店街の人たちに挨拶をした事はなかったのでしょうか?
「県内では県立、公立よりもレベルが下にある」
これは、上越市内の私立高校2校の名前を挙げて言ったそうです。その高校の在校生、卒業生、父兄の方たち、教職員がどんな気持ちになるか、考えなかったのでしょうか?
市長の発言でこの高校の入学希望者が減ったら、どう責任を取るのでしょうか?
「基本的には高校を卒業したレベルの皆さん。頭のいい方だけが来るわけではない」
高卒イコール頭が良くないと言う認識なのでしょうが、いろいろな事情で大学に進学しなかった方も多いです。スポーツの世界では高卒でプロ入りする方も多く、天才棋士の藤井聡太さんは高校を自主退学しています。
また頭の良さとは、学校の成績だけで測れるものではないと思います。応用力と言いますか、総合力が大事ではないでしょうか。社会において求められるのは「問題解決能力」です。
そして何よりも「職業に貴賤なし」です。大卒が嫌がる仕事をしてくれる人たちによって、私たちの社会は回っているのです。市長にはこのCMを見てほしいですね。