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HSP 強み de ワーキング~洞察系 共感系 感覚系

【ここから始まる】

予約しておいた本が届いた。

『HSP 強み de ワーキング~洞察系 共感系 感覚系』
皆川 公美子 (著)

楽天ブックス…
他の方々はもう届いたと言っていたぞ、
店頭にも並んだと聞いたぞ、実物も見たぞ?
と思いつつ待ってたら本日届きました。

そして、アマゾンは現在、在庫切れですが休み明け7日前後にまたオープンになるそうです。


公美子さんの講座を受けたのが一昨年。
『なーんだよ、そういうことかー』
と納得しかなかった。
 
そもそも自分がちょいと変わっているのは気づいていたし、この本でいうところの洞察、共感を無自覚に強みとして使って育ったので私個人は『生きる意欲』はさっぱりないものの、HSPが言われがちな『生きづらさ』はさほど感じなかった。
 
両親との温度差には幼少期から気づいていたし、考えていることを言ったらどうなるかも予測がつくので
『はいはい、おっしゃる通りでございますー!』
って感じでやさぐれて、本心なんて伝えるもんかと思っていた。

似た感性ながらも世渡り上手な妹とは仲が良かったので、家庭としての単位は苦手だが、『家』とした場合は妹も居るしまぁいいかと。
 
ただ大人になって親となり、娘2人を育て終えたはずが、成人した次女がまさかの精神状態を崩して入院騒ぎにまでなった時に、
『なんで?』
と思った。

「私たちは楽しくやって来たよね?
お互いよく似ていて、『生き抜く方法』は伝えて来たよね?」
って。


私は離婚しており、娘2人との生活はとても楽しく、自分の采配でなんでも決められるシンママ生活がとても気に入っていた。
 
(HSPあるある…無駄に他人に気を遣ったり譲ったりするので、自分と子供だけだとめっちゃラクの図)
 
仕事にしても通販関連だったので、日々お客様と向き合うにせよ、必要最小限の情報(メールでのやり取りのみ。つまり表情や口調、声のトーンに刺激や影響を受けない)で、相手の望むことを察し、自分に出来る最大限のサービスをするのは得意だった。
 
私と同じ洞察、共感の長女は、似たような親(私)に育てられているので自分らしさを見失うことは無かったが、次女は本当に苦しそうだった。
 
後になって、敏感で集合意識に飲まれやすく、素直で優しいのでつい周りの期待に応えようとするからだったのかと気づく。
 
頼まれると嫌とは言えず、つい引き受けては自分が矢面に立たされてしまい、傷だらけになって号泣……みたいな(汗)
 
自分の事となると
『私なんてこんなもん』
『どうせこう言われちゃうんだよ』
とあっさり諦めるというのに、
『人のため』となると俄然正義感に燃え、発言する、行動するのはいいのだが、周りの人間の方が一枚うわ手で利用されている感じになり、また深く傷ついていたり…。
 
もーーー!
分かりすぎる!
 
そうだよ!
そこは理解出来るけどさ!
私も人の為となると、うっかり首を突っ込んで
『なんで嫌われ役を買って出てるんだ、アタシのバカ!』
ってなりがちだけどさ!
 
ちょっと見てごらんよ、
あいつ完全に『イッヒッヒ』って顔してんじゃん!
なんでそこで自分から行っちゃうわけ?
観察して戦略を立ててから行動なさいよ!
利用だけされてんじゃないよ!
 
…と洞察の私からは考えられないのだが、
その小狡さがない次女の素直さや明るさ、
優しさはよーく分かるので言えずに見守ったり、
時にはガツンと言ってみたり、
奥歯をギリギリさせたりしていた。
 
HSPの概念をエレイン•アーロン博士の本で知り、内向的な長女と、刺激追及型の次女の違いは分かったものの、この感じってちょっとまた別のような…と、もうひとつしっくりとは行かず。

たまたまブログで皆川公美子さんを見つけて、
『こんなに前からHSPのことをブログに書いてる人がいたのー?』
とびっくりし、すぐに講座に飛び込んだのだった。
 
洞察系
共感系
感覚系
この3つを説明された時にはもう
ショックで膝から崩れ落ちそうだった。
 
そっかー、次女は共感と感覚!

洞察が当たり前の親(私)に育てられ、
次女自身は
『策を練る』とか
『こうすれば良し!』の判断が出来なくて、
ずっと苦しんで来たのかと知る。

だから何かと私に相談していた。

でも、
『そんなのこうだよ、これで大丈夫じゃん』
とか、
『そんなの自分で決めていいんだよ?』
と私にサラッと言われて、
あっちもこっちも気にしながら、
嫌われないように、
みんなを助けられるようにと
ぐるぐる考えてしまって決断出来ない自分を責めていた。

【 強くなることが目的じゃなかった! 】

もう本当に自分が情けない…。
自分と長女が似た性質だからといって、次女も同じだと思い込んでいたなんて情けなさすぎる!

そこからはもう、自分の思い込みに対して
次女に説明して謝ったり、
『こういうことだったよ!
だから大丈夫!
ここが分かると進めるし、
そのままで生きていくべき。
いいところ、長所を捨てなくていい!』
と言い続けて、やっと次女は少しずつ自分を取り戻し、
私自身も、次女の言う「あーでもない、こーでもない」に寄り添ったり見守ったり、
もう奥歯擦り切れるかと思ったけど(洞察なのでついスパッと切り込みたくなるので)、
見落としていた大切な時間を取り戻すことが出来た。

だからね、手遅れは無いんですよ。

知って理解すれば、いつからだって自分の特性を楽しんで生きられる。


「結婚なんか無理だよ!誰も分かってくれないもん」
とか
「私に子育てなんて無理!自分のことで精一杯だよ!」
とか言っていた次女も今ではママとなり、
可愛い可愛いって言いながら赤ちゃんを育てていて
夫婦で大喧嘩しても、
「私、間違ってないよね!?」
と…、もう私としてはムコ殿の手前、苦笑いするかない状態ではありますが
彼女らしく居られる家庭を作りつつあります。

そして私自身もね、同じHSP仲間に出会えて本当に楽しかった。
公美子さんが作ってくれた『未来ラボ』というfacebookグループが、かつてありました。

HSPの当事者たちが語り合ったり、お互いの出来ることを見せ合ったりしたその場所は当事者である私にとっても、 繊細な子の親である私にとっても安心できる場所となって、今でもずっとお付き合い出来ている仲間たちもいます。

当事者団体としての『未来ラボ』はもうありません。
今後はHSPを知ってもらう活動を積極的にする方々だけがその名称を名乗っています。

でも!
そこに出たのがこの本です。

ぜひ、手に取ってみて下さい。

自分の可能性、
我が子の可能性、
あの人の可能性…。
必ず誰かに当てはまり、その人の力になるはず。

うん、まだ読み終えていないんだけども(笑)
パラパラしただけで感無量だったよ。

ゆっくり味わおうと思う。

あの、
『ウチの娘どした?』
からの、
『そーいうことかー!』
への、濃密な時間を思い出しながら。

そして、
あの時期のことを思い出しても、
もう辛くないことに感動と感謝しながらね!

では、
またね!

本を買って表紙をなでたのは久しぶり!
出版おめでとう、公美子さん!

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