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【韓国・NELL】NELL'S SEASON 2018 《THE COLORS》 IN TOKYO〜夏の夜の酔いが冷めるまで〜

夏のタイムリミット日本各地で日常生活に支障をきたすほどの豪雨・猛暑はいつまで続くのか。 夏とともに終わってくれるのならば、秋が待ち遠しくて仕方がない。夏のタイムリミットがあとどれくらいかは、気象庁の発表を待つしかないのだろうか。それならばまだまだ先になりそうだ。 "平成最後の夏"と謳っていつもよりどこか特別なものにしてしまいたいのは、どこか情緒的で名残惜しい時代のたたみ方を人は求めるから。そうするのに夏はちょうどいい季節なのだろう。いつからか蔓延している"エモ"は私にとっ

    • 青くても信じてはいけない号

      自転車とワタシ。 青信号はワタシたちを少し見逃しかけたようだ。 赤よりもコワイのは青。 ふとそんな言葉が浮かんだ。「安心して進め」の青ではない。「安全を確認して進め」の青だ。勘違いしちゃいけない。 そしてこの日それを猛烈に実感した。 深夜二時に近くのコンビニへとホテルの前の大通りを歩いてみた。あまり綺麗ではない街だから、こんな時間に出歩く自分もこんな時間でも荒い呼吸を続けている街もきらいになった。 ただ、ミントチョコレート味のアイスクリームが食べた

      • 【映画・空海】長恨歌を書いたのは私ではない-白楽天-

        「唐の都の壮大さが画面いっぱいに感じられる時間だった」 といえば、頷いていただけるはずだ。 1200年以上前、日本から遣唐使として中国・唐へ渡った若き天才僧侶・空海。あるきっかけで知り合った白楽天という詩人(のちの白居易)との交流を深めていく中、世界最大の都・長安の街は、権力者が次々と奇妙な死を遂げるという、王朝を震撼させる怪事件に見舞われる。映画「空海-KU-KAI」公式 より引用 観客のスコア評価は、鑑賞後に感じたものよりはるかに低く設定されていた。ストーリ

        • 【韓国・NELL】存在自体が美しい夜の幻想であってほしい

          Nell(넬) LIVE IN JAPAN 東京・恵比寿リキッドルームに静かに登場した彼らはまた、静かに舞台を去っていったように見えました。2017年11月13日 私をK-ROCKの入り口にひきづり込ませてくれた憧れのNELL。NELLそのものをK-ROCKと呼ぶ必要は一切ない、むしろ似合わないのかもしれない。 1999年に結成。 喜びと哀しみが共存する感性豊かなサウンドと叙情的な歌詞で、唯一無二の世界観を描く韓国を代表するロックバンド。 ダウナーでサイケデリックなサ

        【韓国・NELL】NELL'S SEASON 2018 《THE COLORS》 IN TOKYO〜夏の夜の酔いが冷めるまで〜

        • 青くても信じてはいけない号

        • 【映画・空海】長恨歌を書いたのは私ではない-白楽天-

        • 【韓国・NELL】存在自体が美しい夜の幻想であってほしい

          もう他人の脇役じゃない、指揮を取るのはいつだってワタシ

          文学の美しさとは何か。一定の秩序と調和の下で日常的な言葉を変換し、一般的な言葉とは異なった美しさを探すこと。言葉の彫琢ね。特に、詩は言葉の音楽性や含蓄及び形成性を有機的に調和させ、美しさを実現しているの。 (モンスター〜私だけのラブスターより 引用) 一体なんのことだろうかと、このセリフを聞いたとき手元のノートに書き留めた。意味がわからず、何度か巻き戻しながら該当箇所をじっくり噛み砕こうと試みた。 韓国ドラマ【モンスター〜私だけのラブスター〜】原題:몬스타(Monstar

          もう他人の脇役じゃない、指揮を取るのはいつだってワタシ

          いつもより念入りに身支度をして鏡の前を行ったり来たりしていたら、もうずいぶんと時間が経っていた.

          肩掛けバッグにチケットとiPhone、新品のICOCAと一万円札を丁寧に入れて、もう一度鏡の前に立ち止まった.リップクリームを塗り直して、もう一度呼吸をする. 「ふぅーっ...、よしっ...」 余計な邪念は取り払いきったところでイヤホンのスイッチを入れ、For Life をリピート設定した. ホテルの部屋のドアノブに手をかけるまで、起きてから5時間もかかった. だって、今日は推しのコンサートだもの. FC会員になりきれずにいるわたしにとっては、一年に一度だけ.今日を

          いつもより念入りに身支度をして鏡の前を行ったり来たりしていたら、もうずいぶんと時間が経っていた.