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太宰とケツメイシと「私」②

双極性障害と共存しつつ、「自分」という「個」をいかに楽しんで生きるか?

そんなことを考えたり考えなかったりしながら、日々なんとなく生きてはいけてる「私」です。

▼「私」について

前回は「太宰作品はじめて読むなら、メロスにしとこ!」と、「私、がんばる!!」みたいな内容で終わった。

いや、でもちゃんと「自分」と向き合えたのでは?と思ったから、あれでよかったはず。

少なくとも「私」は、書き終えた時にすんごい「書けた!!」という満足感を得られたわけだし!

▼前回①はこちら

で、今回はタイトルに入ってるケツメイシの話をしたいと思います。


ケツメイシとは

ケツメイシは、日本の男性4人組音楽グループ。所属レコードレーベルはavex trax(2012年7月まではトイズファクトリーに所属)。1993年(平成5年)結成。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ケツメイシ
(Wikipediaより引用)

ちなみに、「あなたのケツメイシはどこから?」と聞かれたら。

「『さくら』です。そして、ちゃんと聴いた曲と言いますと、さくらオンリーです。『さくら』以外はタイトルは聞いたことあるし、カラオケとかで誰かが歌ってるのを聞いたことあるな……くらいです」

――だった。

要するに、『さくら』しか知らなかった。

しかも、知ったのは「私」が音楽の興味範囲を広くさせ始めた頃(中学生)……に『さくら』がヒットして、「なんかみんな聴いてたからその流れで……」みたいな感じである。

これも前回①で言ってたみたいな、「その場のノリ」的チョイスとほぼほぼ同じ。

ちなみに、それまで「私」の音楽は演歌とモー娘。と、70-80年代ソングだった。

(完全に「おじいちゃん」と「当時の流行」と「親」の影響なのモロ分かりなラインナップ)

モー娘。については、私はゴマキ一筋だった。

というか、「あなたのモー娘。はどこから?」と聞かれたら、完全に「私はゴマキから」です。

なんかさ、駄菓子屋さんであったじゃん?
くじ引きみたいな、中身シークレット方式のブロマイド。あったじゃん?

あれ、めっちゃ買ったよね。
キーホルダーとかも集めたよね。だよね?

(世代の人たち〜!あの頃のアレ覚えてますか〜!)

ゴマキは今でも圧倒的アイドルみを感じるので、ゴマキ卒業とほぼほぼ同時に私もモー娘。を卒業したが、今でも眩しい存在である。

話を戻す。
(今回こそ、必ずやケツメイシの話をするのだ!)

――でまぁ、「私」にとっての「ケツメイシ」って存在は、そういう感じだったんだけど。

「今」の私のお気に入りプレイリストには、ケツメイシの曲がたくさん入っている。

たださ、それもここ10年くらいで起きた変化なんだよ。

つまり「中学生から音楽の興味範囲が広がった」とは言ったけど……ケツメイシは長年、「私」の中では「『さくら』の人たち」だった。

やっぱこう、曲そのものに対する好みとは別に、アーティストとかジャンルに対するイメージってあるじゃん。

ケツメイシってこう……いわゆる「陽キャ」しか聴けないタイプのアーティスト――って思ってたのよ。

先に言うとくけども、そんなことはない。

確実に陽キャではない「私」が、「もしかして私……陽キャかもしんない……!」とか思える曲がいっぱいある。

「つまりどういうこっちゃ」と言うと……。

自然に体が動き出した――かと思えば……

・自宅がダンスフロアになったり
(激しく踊り出してしまう、ということ)

・車内をライブハウスにしてしまったり
(歌い狂ってしまう、ということ)

……みたいなことが起きてしまうのよ!!!!

「ケツメイシを『さくら』の人たちって思ってた人に、何が起きてそうなったのか?」

きっかけは、夫・のりんこくんだった。

▼のりんこくんの話

ちなみに今回は、「ケツメイシのこれ聴いたらね、マジで元気爆盛りになれるよ!!」という話です。

ケツメイシとの出会い・『さくら』

もう、「トゥン……トゥトゥトゥントゥ……トゥトゥトゥントゥ……」てイントロ(これで伝わります??)

これでもう……もう、なんかもう感傷的な気分になれるの、すごいよね。

いや、他の人がどう感じるかは分かんないけど、「私」はこの「トゥン……トゥトゥトゥントゥ……」で、「あ〜!切ない!切ない〜〜ッ!」ってなれるのよ。

ケツメイシには「さくら」以前にもヒット曲があったわけだけど、「私」は子どもの頃はそんなにテレビを観るタイプじゃなくて。

まぁ、環境的なものも大きかったと思うんだけど。

(ママはおらん、パパは超多忙で、私の直接的なお世話を買って出てくれたのは、おじいちゃんだったから)

「私」は超有名教育番組『おかあさんといっしょ』も、ちゃんと観た記憶はない。自分が番組の対象年齢くらいの頃、どんなキャラだったかも知らない。

ちなみにのりんこくんの時は「じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり。にこにこぷん」だって。

オジサンになった今でも、ちゃんと覚えている。

けど私ね、「今」になってちゃんと、おかいつ観てるよ!うちの2歳のお嬢さんと!

▼うちのお嬢さん(2歳)との話

ルチータとやころとみもも!ファンタ〜ネ!

『からだ☆ダンダン』もダンスまでちゃんと(?)覚えたし、『きんらきらぽん』も(手話はあやしいけど……)歌える!!……へへっ。

(「私」まだ(自称)3歳だから、普通に2歳と同じに楽しんでる)

まぁそんなわけで(?)

身近な音楽と言えば、演歌大好きカラオケ大好き!だったおじいちゃんの影響の方がずっと大きかった。

なので、香田晋の『うそつき』とか、平和勝次とダークホースの『宗右衛門町ブルース』とか……。女性歌手だったら、川中美幸なら『ふたり酒』、あと原田悠里の『木曽路の女』とかさ。

もっと遡ったら、『夜来香』とか『お富さん』とか、なんかもう、そういうラインナップだったのよ。

あと、パパも音楽もカラオケも好きな方だけど……やっぱり自分の青春時代に聴いてた音楽って、特別じゃん?

だから、新しくてもやっぱり80年代の曲の方が身近だった。小学生時代に、モー娘。と出会うまで……というか、ゴマキと出会うまでは。

――で、中学生になった頃には、友達の影響とかもあったりして、流行りのヒットソングも聴くようになった。

……あの頃だよね、iPodとかもさ……。

(思い出に浸る)

ただ、なんかこう、感受性が強かったのはあったんだと思うんだよ。

中学ではじめての国語の授業だったと思うけど、ユーミンの『春よ、来い』が載っててね。だから先生が、「実際に聴いてみよう」って流してくれたんだけど。

……なんか涙止まらなくて。

みんなビックリっていうか、「何が起きてるんだ……」みたいな空気にしてしまったことがある。

そういうわけだから、ケツメイシの『さくら』の歌詞を読んで、聴いて……ってしたらさ……。

もう私は「私」じゃなくて、あの曲の中の「俺」なのよ……。

だから「トゥン……トゥトゥトゥントゥ……」で、「……ああ……」ってなれるんだよ、未だに。

そもそも、「私」の記憶の中に「思い出せる君」が存在してるわけでもないのに。

――でも。なのに。

『さくら』の人たちで終わってた。

私は一体、どれだけの時間を無駄にしたんだ……と思うくらい、もったいなかったなぁ!って思う。

だってもっと早くに、ちゃんと「ケツメイシ」を知ろうとしてたら。

もっとたくさん、色んなことを感じられた瞬間もあったろうに……ほんと、もったいない……。

でも、結果的にはそれでよかったんだと思う。

夫が「いつぞやのデート」で歌った曲

いつだったかは、もう思い出せないんだけど。

夫・のりんこくんと、はじめてカラオケに行った時にさ、歌ったの。のりんこくんがね、ケツメイシを。

それが、『門限やぶり』って曲なんだけど。

もうイントロ聴いただけで、「えっ……なに……?」って思った。今でも思う。

バカ正直で率直な感想だと、「オシャレすぎ……」に尽きるんだけど(笑)

さすがに、もうちょっとちゃんと説明する。

……なんていうかな。
都会のね、夜の眩しい明かりが浮かんでくるの。

車のテールランプ(合ってる?)がいくつも重なって、もうある種のイルミネーションみたいになってる、とか。

ぎゅうぎゅうに立ってる高いビルの上の広告が、それぞれ爛々としてて……みたいな。

そういう、夜の街の光景。

その当時は大学生として一人暮らししてて、大学のキャンパスも東京だったけども、田舎娘だったからさ。

昼間の東京はなんとなく歩けるようになってても、夜の東京は怖いような、でもなんかキラキラで。

分かんないけど、「なんか素敵そう」な気もしてて。

言うてまぁ田舎娘なので、興味はあっても「怖い」の方が勝ってた。

自分が、ある種の「世間知らず」だってことも、のりんこくんと過ごす時間で分かってきてたしね。

未だに「そういうとこ変よね」と、のりんこくんが例にするのは、駄菓子屋さんとかで売ってたビンのラムネの話だ。

何かの話題の中で、私が「ラムネの瓶ってどう開けるの?自分で開けたことないし、中のビー玉?を取ったこともないから、やり方ってよく分からない」……って言ったのよね。

ちなみに今もよく分かってない。

そもそも炭酸が苦手なのと、ラムネを開ける機会も今はなかなかないので。……でも、ちょっとやってみたいな、とは思ってる。今になって(笑)

だけどやっぱり炭酸が苦手だから、飲み切れる気がしないっていうのがな……。

――まぁそんな感じだったから、「マナーとか礼儀とか、俺よりずっと知っててちゃんとしてるのに、普通のこと全然知らんよね。変わってるわぁ〜」ってことを、ちょくちょく言われていた。

「私」も、逆に「のりんこくんの方が変わってるけどなぁ……」って思ってたけど(笑)

要するに、「私」たちはまっったく逆と言ってもいいくらいに違うタイプの人間だった。

ほんでね、「この人は、私とは見えてる世界がまったく違うんだ」ってことに、すごい興味があったの、「私」は。

でも「私」は、付き合う?ってなってすぐに、「実は精神疾患があるんです」と伝えた。

今風に(??)言ったら、ものすごい地雷女ってやつだったと思う。初っ端から重いのよ、っていう。

でも、それで迷惑をかけたり、困らせたり。
最終的に、ものすごく傷つけてしまうんじゃないかって思ったの。

そんで何より、後で「自分」が傷つくのが怖かったから。

でも、のりんこくんは「私」の長い過去の振り返りとかなんとか、全部真面目に聞いてくれた。

ほんで、その感想が……「いやおもろいやん?」だった。

「普通ってつまんないじゃん!それは個性だよ。おもろいからいいじゃん!」て。

「やっぱこの人、変だな」って思った。
でも、すごく嬉しかった。

この時はまだ、パパも「理解が追いつかない!何?双極性障害!?何それ!?!?」みたいな感じだったし、大学でも色々あったから。

そうなのよ、この頃に「あなた適応障害じゃなく、双極性障害じゃない?」ってなったの。

それまでにかかってた病院じゃなくて、大学の学生相談室を経由して紹介された病院に通い始めたら、そこの先生が「適応障害ではないと思うけど」と、診察を通して疑い出して(?)たのよ。

(そこにしばらく通った結果、やっと本当の意味で治療を始めることができて、今に至る)

――で、なんだけど。

『門限やぶり』の歌詞のね、ここ。

この世の中君が知らない事ばかりなら
そ~こから 心の中ごと君と共に夜の中

ケツメイシ『門限やぶり』より引用


いやもう歌詞全文読んでもらった方が……というか、もうとにかく聴いてくれ!!って感じなんだけど。

歌詞のすべてが素晴らしいのはそう。
サビとかほんともう無理。
トキメキが走り出してしまう(?)

でもね、曲が始まってずーーっと……なんかな、素敵なことが起こりそうなドキドキがあって。

ほんで、なんかソワソワする心持ちでいたところに、コレ!

もう、なんかもう、「私、やっぱりこの人のことがすっごい好きみたい!」って思ったの。

今の若い子たちの恋愛事情なんてもの、私にはもう分からんけどさ。

でも「気になる女の子とカラオケに行く機会があったら、とりあえずこれ歌ってみてくれ!」ってもう言い回りたいよ、「私」は。

なんかもう、のりんこくんは「私」と真逆すぎるし、出会うタイミングが違ったら……多分、お互いに見向きもしなかったんじゃないか?とも思う。

(10年以上一緒にいる今現在でも)ムッカー!何よこの人!!キィッ!

――て思うこと、めっちゃあるくらい違うんだよ。

でもこれ聴いた時、「私この人とずっと一緒にいたい!私もおもろい世界見せられるような努力するから、のりんこくんが見てる世界も見せてほしい!」って思って、なんかもう好きが溢れに溢れちゃったもん。

だから私、のりんこくんが歌ってるとこ、いつだったかのカラオケの時にはもう動画撮ったよ。

しょーもないことでイラッてした時にそれみたら、もうなんか「え……すき……」ってなって、もうイラッとしてたこと忘れるもん。

もちろん、ケツメイシが歌うオリジナルがあるからこそなので、「私」のお気に入りプレイリストには『門限やぶり』をちゃんと入れてある。

つまりね、夫婦仲の安定化作用まであるってことなのよ『門限やぶり』って名曲は!!

そして出会った「元気爆盛りソング」とは

そこから、ケツメイシが「『さくら』の人たち」じゃなくなった。

もっと色んなの聴きたい!と思った。

でもやっぱり「陽キャ向け」という意識があったんだろうね……。

最初は、のりんこくんに「他の曲教えて!」と頼んだ。その代わり、のりんこくんが「あんまり知らないけど興味ある」と言うので、80年代ソングをたくさんシェアした。

でも、この記事の最初の方に書いたと思うけど、やっぱり「自分の青春時代に聴いた曲」ってのはパワーがある。

多分、思い出がそこに詰まってるから。
要するに「思い入れ」ってやつよね。

のりんこくんもそうだった。

だから、アルバムで言うと、詳しいのは『ケツノポリス』の3,4とか?……くらいまでだったのである。

「じゃあ自分で手当り次第、聴いてくしかないわね……」と、気になるタイトルの曲をどんどん聴いてった。

「私」は歌詞を読むタイプなので、中身を知らない曲は「タイトルから曲を選ぶ」ということをする。音楽好きの人には怒られるかもしれないけど。

ちなみに、のりんこくんは「歌詞?読んだことない!」というタイプだ。

なので、「これこういう歌詞だったんか……」とか、カラオケで歌い終わってから真面目な顔して言い出したりしたこともあった。

「……やっぱり変な人だ……」と思ったけど。
おそらくお互い様である。

で、辿り着いた。

『闘え!サラリーマン』という元気爆盛りソングに。

――ちなみに。

のりんこくんが教えてくれた『三十路ボンバイエ』も元気爆盛りソングである。

また話が逸れるけど。

今、「私」は新たな挑戦中だ。

双極性障害でもできる自己実現!
タイトルまんまのことを、やろうとしている。

何事もトライ&エラーなので、失敗の繰り返しであろうとは思う。

でも、だからこそ、やる意味があるかなって。

同じく双極性障害に悩む人はもちろん、その身近にいる人たち。あと、何か似たような不安とか、つらい気持ちを持っている人たち。

そういう人たちにとっての、『生きてるヒント集』とか『生きてる参考資料』みたいになれたらいいなって。

そんで、そのまんまのタイトルのマガジンを作って、今まさにトライの最中だ。

▼双極性障害だけどできる自己実現!

その中で、「まず自己分析ちゃんとしよか……」となり、それに必要な要素集めをしていた。(というか、している最中)

ほんで気づいたんだけど。

「私」には音楽ってのが、結構なエネルギー源になるみたいなのね。

「なんか分かんないけど、なんかしんどい」
「息苦しい、呼吸わかんない、しんどい」
「早くお嬢さんのご飯作んないと……」
「なのに、体が動かない」


――みたいな時。
聴くんだよ、『闘え!サラリーマン』を。

ちょっと哀愁も感じるイントロに、小さく掛け声が聞こえて……これよ!

頑張れ オレ!(HEY!)

ケツメイシ『闘え!サラリーマン』より引用

合いの手がほんと盛り上がる。
――んで、サビにこういう歌詞もある。

おしぼり フレフレフレフレフレ!
ネクタイ 振り回せ!

ケツメイシ『闘え!サラリーマン』より引用


曲の内容はほんと、「頑張るすべてのサラリーマンへの応援歌」なの。

だから、「私」とは立場も、置かれてる状況もまったく違う人たちのことを歌ってるんだけどさ。

でも、「立場や状況は違っても、自分の仕事を頑張ってる人たちがたくさんいるから、人間社会って成り立ってる。……私も、頑張りたい!」って思えるんだよ。

ほんでね、この曲の「いいな……」って思うところはさ。

ただ「頑張れ俺!頑張るんだ〜!!」って己を鼓舞してるってわけじゃないとこなのよ。

素直な本音や、正直な弱音も入ってるの。

だから、「……よし!よし!!私だって頑張りたい!」って思えるの。

だからめっちゃ、ほんと元気にしてくれる。

(よっぽど深刻な状態じゃなければ)とりあえずエンジンはかかってきて…………頑張れ俺ェ!って歌えてきて。

気づいたらめっちゃリズム刻んで、なんならステップ踏んでクルクル回って(踊って)るわけなのよ。

で、気づいたらしんどくなくなってる。

息苦しかったはずなのに元気に歌ってるし、「やるべきなのにできない……」ってメソメソしてたはずのタスク、終わってんのよ……。

……やばくない??


なんかさ。
一回、とりあえず。

「うえーん!」から脱出できれば、その後は「なんか……なんとかなったわ(笑)」ってなれること、意外とあるじゃん。

いや、それでも無理な時はもうほんとに「無理」な状態なんだよ。

だから、誰かに助けてもらったりしつつ、休む。休ませてもらいましょう。

じゃないと、「その時」はなんとか、「無理やりでも、どうにかできた」として。

その後のズーーーーン……から抜け出すのに、おっそろしく時間かかったりするんです。

まぁ未だにそういう失敗をしてる「私」が言うのもなんだけど、逆に「だからこそ言える」こともあると思う。

そこで無理すると、うつから抜けられるまでの時間がもっと必要になるし、下手したら混合状態。

「私」、今これ。(経験者は語る)

でもこうなると、自分でもうまくコントロールしきれないまま、申し訳なさとか恥ずかしさだけが、どんどんどんどん大きくなってく。

だから、素直に「休ませてもらう」。

これが最終的には「自分」はもちろん、自分の周りの人たちのためにもなるんだよね。

なので、元気爆盛りソングで「自然と」パワー湧いてきた!ってなったら動いていいんだけど。

「いや聴けない、こんな元気爆盛りソング聴けない……」って思ったり。

もはや「ダメだうるさい……」って思うようなら、それは「休んだがええで」ってサインなんだよ。

……ちょっとばかし過去の「私」さん、聞こえて――ないと思います……。

ですが、未来の「私」さん……あなたは今この瞬間のこれを、覚えといてください……。

……よくよく……覚えといてください……。

→『三十路ボンバイエ』の話もする

これはね、明るくて楽しいけど、どこか穏やかなテンションで始まる。

この曲は、結婚して子どももいて……っていう三十路パパたちに、ほんと響くと思う。

でも、三十路の角はもう曲がってる、ママの「私」にも響いてる。

冒頭のこれ。

涙まじりの雨が降っても
三十路街道 止まらずに行こう
時を刻もう 日々を笑おう
明日も 三十路に花を咲かそう

ケツメイシ『三十路ボンバイエ』より引用


涙まじりの雨。

「いや〜傘忘れちゃってさ〜!」とか、わざわざ言ってさ。雨の!せいで!って強調してさ。

――……という設定ですが、実はひとり泣き濡れてまいりました……というイメージだ。

でも、そんなところは人に見せず、笑顔で日々を過ごし……そのすべてを糧にして「花を咲かそう」って聞こえるの「私」には〜〜!!!!

ほんでサビだよ。

まだまだ夢も捨てたもんじゃないし
裸の心 色あせてないし
やり続ける 美学 美学
忘れてない Big up Big up
三十路ボンバイエ

ケツメイシ『三十路ボンバイエ』より引用


「まだまだ夢も捨てたもんじゃないし」

「まだまだ夢を抱けるし」とも、「まだまだ夢は捨てたわけじゃないし」とも聞こえる。

裸の心=大人になってくごとに学んだ、「建前」とか「常識」とか「普通は」っていう……のを除いた、素直な感情を持てる心。

――って解釈を「私」はしてるんだけど。

そういう、ある種の「若さ」は失ってない!
でも、これまでに培ってきたものがあるからこそ「やり続ける」こともできる。

そんで、そこに「己の美学」があるからこそ、「やり続けるからこその美学」にもなるし!

――って「私」には聞こえてるのね。

そういう下地が育っているだろう三十路。
でも、抱えるものも多くなってきたからこそ、不安にもなる三十路。

でもさ、雨のせい設定で泣き濡れても日々を笑う姿は、「Big up」=「すげー!ヒューッ!」じゃん。

だから恐れず、三十路「ボンバイエ」!
ボンバイエ=(己の美学で)ぶちかましてこう!

こう聞こえてるの「私」には〜〜!!!!

――つまり全部「私」の価値観での解釈でしかないんだけどさ。「あくまで一個人の感想です」ってやつなんだけどさ。

こう聞こえてるから、「マジもうやるしかないっしょ!んね!?ほら!やろ!今だよ今!Hey!」って感じになるのよ「私」は。

もう……元気爆盛りになっちゃうのよ……。

でも、この曲もちゃんと「弱音」が表現されてるから。

ただ「頑張れ頑張れやればできる!さぁやるんだ今立ち上がれさぁやれ!!」みたいな、なんかな……押しつけがましさ的な。「こうしなさい」って言われてる気がしないんだよ。

「自分」で選択できるように促してくれてるっていうか。その余地を与えてくれてるっていうか。

「とりあえずとても素晴らしい曲です」

……一言で済んじゃうんだけど、太宰の時と同じく、「何がそんなに刺さるんだ?」っていうのを話したかったので……。

「自分」だけの「元気爆盛りプレイリスト」のススメ

――だからね?(?)

「私」には、ケツメイシの『闘え!サラリーマン』と『三十路ボンバイエ』だったんだけど。

きっと「あなた」に合った曲っていうか……こう、「何が刺さったか」を人に話したくなってしょうがないような曲があるはずだからさ。

(もうあるのよこれが……って人は、もうすんごいラッキー!って思ってほしい)

「自分」だけの「元気爆盛りプレイリスト」ってのを、ぜひ作ってみてください。そんで、気が向いたら「私」にも紹介してほしい……。

……ま〜〜た長くなってしまったけど!

でも改めて、元気爆盛りソングに出会えた幸運と、その運を掴むきっかけをくれたのりんこくんと出会えた幸運。

こういう、チャンスも与えられてるからこそ。

「恥の多い生涯」にならぬよう、「私」も花を咲かせる努力をしたいなって思ってるんです。

――という話。


▼「私」について

ちなみにCreepy Nuts……というか、R指定さんの日本語を操る能力。これに大変な……大変な憧れを抱いているのですが。

それを知ってるのりんこくんが、「(私が好きな)R指定がさ、ケツメイシ絶賛してたらしいよ」というのを、以前教えてくれたことがある。

リスペクトがリスペクトを呼んで、それがまた別のリスペクトに繋がってく。

これって音楽に関してだけじゃないと思うから、そういうリスペクトがたくさん、「人」と「人」とを繋げていく世界になったら。

それってすごい……多分なんだけど、「より良い世界」になってくんじゃないかな?って思う。

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