「手抜きの波ですね」 フリーランスになって改めて知る先輩のありがたさ
フリーランスライターになり、1年が経つ。
先日、忠告をして下さる先輩の存在に感謝することがあった。
上司・同僚がいなく一人で働いている今、私の失敗を指摘したり、忠告したりする人はいない。自分の失敗に気づかずにそれを続けてしまうと、仕事が全くなくなってしまう。
だから、生活できなくなってしまうような事態に陥らないためにも、私にとって忠告は必要なのだ。
ここで言う「失敗」とは「それって職業人として、どうなの?」というレベルの失敗のこと。もちろん納品物に不足がある場合は、クライアントやディレクターから修正依頼が入る。
数日前、私が書いた文章に対して、ディレクターから修正依頼があった。原稿を見ると過去になく修正点が多い。
「1年ライティングをしてみたけれど、ライティングのレベルが下がってしまっている。私にはライターが向いていないのかもしれない・・・」
私は、修正原稿をディレクターに返信する際に、継続的にいただいているにも関わらず、クォリティが下がっていることを詫びるメッセージを添えた。
品質劣化の正体は「手抜き」
ほどなくディレクターから返信があった。「エラソーなことをを言ってごめん」と前置きしたメッセージで「文章の質が下がっているのは『書き手の、向き不向き』などではなく『書き手の手抜き』である」と。そして「手抜きの波」は誰にでも来ると言う。
振り返れば、確かに最近緊張感が減ってきていた。向き不向きに論点をすり替えてしまっていた自分が恥ずかしい。
良き先輩に出逢えるって幸せだ
こちらの気持ちを配慮しつつも、ずばり「手抜き」と本質を指摘して下さるディレクターと巡り合えて、幸運だった。
手抜きライターには「以降発注しない」という選択肢があるにも関わらず、わざわざキーボードを叩いて時間をかけて、このようなアドバイスをしてくださるなんて。。。。
今一度、仕事に向かい合う姿勢を正していきたいし、将来は自分もこんな先輩になりたいと思う。
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