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自分を褒めていますか?

先日の土曜日、夫が所用で終日不在だったため、息子と二人の休日を過ごした。

「よし、ごはんは簡単なものにしよう。後はダラダラ過ごすのもいいかも」と前日から考えていた。

朝、6時半に起きてゆっくり朝食をとる。平日は5時半に起きてお弁当を作っているので、これでもよく寝た方だ。洗濯機を回したら、休日のルーティンである水回りの掃除をした。

その後は日課のストレッチをじっくり。そうこうするうちに息子が起き出してきて朝食を出す。

さて、これからどうしようか。車は夫が使っているからないし、雨が降っているので散歩に出かける気にもなれない。

「もう一眠りしようかな」と考えて布団にくるまってみるものの、目が冴えてどうも眠れない。結局10分ほどで起きて、こちらも休日のルーティンであるおかずの作り置きや野菜の冷凍保存にとりかかる。

これをやっておくと平日のお弁当やごはん作りの手間がかなり省けるのだ。
ミニトマトのコンポートを作り、ブロッコリーは固茹でにして冷凍、れんこんは薄切りにして酢水にさらし、しっかり水気を切って冷凍。満足したところでもうお昼になり、昼食を用意する。

午後は先日購入したキッチングッズを組み立てたり、これまた休日のルーティンである「味噌玉」作りをしたりして過ごした。味噌玉はお湯を注ぐだけでおいしいお味噌汁ができるので、忙しい平日の朝食に重宝する。

こんな感じで、結局は一日家事をして過ごした。休日でもダラダラできない性分というのは、果たして得なのか、損なのか。

いまだ答えは分からないけれど、大切なことは、休日に家事を頑張った自分を褒めてあげることではないかと思っている。

仕事は「お金」という報酬があるから、努力が報われた気持ちになれる。だけど家事には報酬がない。かといって、家事を「やって当たり前のこと」と捉えてしまうと、自己肯定感が下がってしまう気がする。

私は専業主婦の頃、「お金を稼いでいないのだから、せめて家事くらい完璧にやらなくちゃ」と考えていたので、自己肯定感が低くなりがちだった。自己肯定感低めの完璧主義は、自分を疲弊させてしまう。

今なら思う。仕事をしている、していないに関わらず、家事を頑張るのはとても立派なことで、決して当たり前のことではない。

頑張った自分を褒めてあげたり、ご褒美に自分の小さな望みを叶えてあげたりすることで、自己肯定感が高まり、暮らしの満足度が高まるのではないだろうか。

土曜日に家事を頑張った私を、私は褒めよう。「休日に家事を頑張ってすごい!ありがとう!」と。

そして、完璧を目指さないことも大切。そもそも家事は、やってもやっても果てがないもの。掃除をしてもまた汚れて掃除をして、料理を食べ終えたらまた料理を作って……。「70点でも十分」という7割思考でいれば、心にゆとりができそうだ。

ちなみにミニトマトのコンポートのレシピはこちら。想像以上に上品な甘さで、思わずシロップを飲み干してしまいそうだった。甘めがお好みの場合は砂糖を増やしてもよさそうだ。

【ミニトマトのコンポートの作り方】
<材料>
・ミニトマト 15個~20個くらい
・砂糖 大さじ3
・水 200ml

<作り方>
1.ミニトマトは皮を湯むきする。
2.鍋に水と砂糖を入れて火にかけ、砂糖が溶けたら1を加える。
3.弱火で数分煮る。
4.冷ましてから密閉容器に入れ、冷蔵庫に保存する。

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