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秘境の美容室【かみごとの森】のある町

こんにちは。自称「氣功美容師」あき です。

 記録に残したい

 当麻秘境の美容室【かみごとの森】が完成するまでのストーリーをあなたに伝えたい。

 美容室というと利便性の高い場所にあるのが常。でも、かみごとの森は逆。町から離れた自然の中にたたずむ美容室。都会のような喧騒の全く無い、樹木や野草に囲まれマイナスイオンいっぱいの環境、こんな静かな癒される場所に美容室があるなんて贅沢なこと。そう思う。そして自分たちの手作りということ。
 素朴で落ち着く癒される空間ができる過程を残しておきたい。私が生きているという歴史でもある。
 そして、必要としてくれるあなたに知って欲しい、体感して欲しい。

 当麻町

 かみごとの森は、北海道上川郡の当麻町にあります。 当麻町は旭川のほぼ北西に位置する、人口6,700人ほどの小さな町。明治時代に広島県、山口県から屯田兵が入植し開拓した町だそう。旭川市や東川町は香川県や愛媛県、四国からの入植者が多いのですよね。

 暖かい南の土地からこの寒さ厳しい北国への入植は、とてもとても大変だったろうな。現代のように簡単に水も飲めない、暖を取ることもできない、食べるために作物を作り始めるのも大変だったと思う。どんな思いでここに辿り着き、何を思いながら移住したか、今の私にはとても想像がつかない。

 当麻町の名は、アイヌ語の「ト」=湖沼、「オマ」=に入る、「ナイ」=川に由来。のちにナイが落とされたそうです。(湖沼、川に入る町??でしょうか?)北海道の町、山や川、土地などの名前はほとんどがアイヌ語。私は北海道のこの独特の名称がとても好き。誇りに思う。

 町からは北海道の屋根と言われる、「大雪山連峰」を眺めることができます。それはそれは素晴らしいパワーを感じる美しい山。晴れた日は右から左から180°その雄大な姿を見ることができ、まるでアメリカにいる錯覚を起こしそう。北海道は歴史や景色までアメリカに似ていると思うのは私だけかな。どこか道民の感覚もアメリカ的に感じるところもある。


 当麻町は農業、林業が中心の町です。ここは道外から移住して農業をされている方も多い。しかも無農薬や有機を意識して頑張ってる。新鮮な食材も豊富。私にとっては嬉しい事。

 夏から秋には町全体の稲穂がグリーンから黄金色に変化する様子も、また美しい。田んぼの水が空や山を映し出し、世界が地面と空へどんどん広がって行くよう。開放的な豊かな気持ちになる。

かみごとの森のある場所

 この小さな町の外れの小高い山の上にかみごとの森はあります。

 母屋の裏にガレージがあります。その脇に小さな部屋がある。この物件を見に来た当初は、その小部屋の空間びっしりに使わない物が溢れるほど詰め込んであった。レトロなものばかり!ソファーセット、茶箪笥、冷蔵庫、業務用の大きな冷凍庫、漬物樽、などなど、その他たくさん!向こうが見えないくらい山積みに。それがかみごとの森になる前の姿。

 ここはもともと農家さんの家。町から入植し開拓したのだそう。以前のこの土地は、大雪山もあるとおり火山灰の土地。そこを牛や馬などの家畜を飼い、糞をさせて、また牧草を植えたり耕したり、何年もかけて広い広い土地を肥やしていったらしい。そして、ジャガイモ、メロン、スイカ、カボチャなどなどを栽培し販売していた。
 子供たちにじゃがいも掘り体験をさせたり、黄色いスイカも作ったり(昔ありましたよね?記憶にありますか?)、そして町のあの名産【でんすけすいか】の発祥にもかかわったらしい。

 そんな小高い山のような地形。なんでも「峰」のようなのです。当時は旭川の町も見渡せたらしい。農家さんを辞めた今では使われなくなった土地に白樺がどんどん増え、白樺林の中の一軒家という感じ。あたりは他の樹々にも囲まれ、町とは異空間の世界になっている。

 まるで自然の精霊、妖精でも隠れていそうな雰囲気。北海道なので、コロポックルかな(笑)



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