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「千住の酒合戦」の裏話?

時は江戸時代後期の足立千住。

「千住の酒合戦(せんじゅのさけがっせん)」
という大イベントが行われていたのをご存知ですか?

とある飛脚問屋の主人の還暦祝いに100人以上が集まり、参加者は競って酒を飲み比べるという、呑んべによる呑んべのための一大イベント…!

でも実は、これはただの飲み比べ大会ではなかったのです。

後日その様子は、関東文人の総帥の谷文晁(たに ぶんちょう)や、江戸琳派を確立した酒井抱一(さかい ほういつ)、儒学者で書家の亀田鵬斎(かめだ ほうさい)といったように、見物者として参加していた当時江戸の名だたる文人や絵師によって絵巻物に記録されるという、足立千住の文人サロンによる文芸催事の側面も持っていたんですね。

さて、その記録絵巻の名前は「高陽闘飲図巻(こうようとういんずかん)」といいます。(サムネイル・以下のイラストで描いているのはその一部です)

序文の作者は、狂歌(きょうか)という文芸の大家である大田南畝(おおた なんぽ)

タイトルだけをみても、これまた江戸を代表する文人らしい、粋で洒落の効いた表現をしているのです…

もっと「千住の酒合戦」のことを知りたい!という方は…

コチラをチェック!↓

​「ビビビ美アダチ」は、足立区役所Twitterほか、足立区立郷土博物館HPにて、月2回ペースで更新しております。

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