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本「はぐれ又兵衛例繰控 : 5 死してなお」

坂岡 真著。
オーディオブックにて。

今回も面白かったなぁ。

又兵衛の義父が持っていた名刀が
どこぞへ消えた?

いや、消えたわけではなくて
又兵衛のお父さんが
元部下にあげてしまっていた。

その名刀を取り戻す。
そして元部下を助ける。
そんなミッション。

それぞれに事情があって
なかなかうまくいかなくて
すれ違って

うぅ、人生って大変。
切ない。
そんな風に思わせられたけど
でも温かい想いに支えられることもある。

しかし、年をとってボケが始まっている義父。
でも、ここぞという時、
武士魂が再燃し(いや、ずっと燃えているのかも)
凄い腕前で敵を倒す!!
しびれる〜!!
さすがっ。
老いても武士なのだ。

時代劇、って
戦いっぷりがいいよね。
かっこいいわ。
流派の話や剣術の話も
かっちょいい。

このシリーズって、「純愛」が
ちらほら出てくるのよね。
大切なテーマでもあるのかも。
今回も、不器用な元武士が
女郎のことを本気で見受けしたいと思って
金策する話が出てきた。
「俺には、お前しかいない。」
不器用な男が手紙にしたためる。
そして、その女は
「この手紙さえあれば自分は生きていける」
だって・・・

あぁ、純愛!
ロマンだわー。
憧れるー。

おばちゃん、一人で盛り上がったのでした。


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