見出し画像

本 「鬼を待つ」

あさのあつこ著。
オーディオブックにて。

男が女を追い込み、
女が男を死に追いやる。

あぁ、怖い。
怖いけど
こういうのって
現実にある気がする。
ニュースとか見ていると。

たまに、感情的になって
それが止まらない女の人がいる。
ごくまれにだけれど。

理屈よりもとにかく感情で、
自分にもどうにもできない人。

正直、怖いし
そういう人とは距離を置いてきた。
それが処世術というものだ。

だって、そういう人には
巻き込まれる。
そばにいると
どんどん巻き込まれてしまう。

もちろん、女性だけではなくて
男性だっているけどね。そういう人。
男性の場合は、自分のよく分からん理屈を立てて
それを振りかざして狂っていく人がいる。
狂気の撒き散らし方も、男性と女性では違う気がする。

あぁ、怖い。
人が鬼になる。鬼滅の刃とは違うね。

あれは人と鬼を大きく分けてるもん。

でも、現実で怖いのは
人。

小説の中でも、伊佐次親分が言っていた。
「殺人は人がする」
「人だけがする」って。

本当だよ。
戦争にしろ事件にしろ。
人が人を殺すんだよ。
鬼じゃない。
人が鬼になる。

そんな怖さを感じさせてくれた小説。


この記事が参加している募集

読書感想文