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本「准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る」

澤村 御影著。
オーディオブックにて。

さー、第2作目。
登場人物たちの背景が分かってきて
楽しくなってきた。

やっぱりね、シリーズものって
第1作目は「準備運動」みたいなものだね。

そう、2作目からが本番!

今回もいろんな「怪異」なことが出てくるんだけど
懐かしかったのは
「こっくりさん」。

おばちゃんも、子供の頃やったなぁ。
不思議なものが好きなんだよね、子供って。

そして学校の怖い噂。
あったなぁ。うちの学校にも。
みんな怖い話、大好きだよね。

懐かしい気持ちで聴いていたら
最後のエピソードには
切ない気持ちになったわ・・・

貧乏でいつも同じ服を着ていたまなちゃん。
学校ではいじめられてたんだね。
そのまなちゃんが
衝撃的なものを目撃して
言葉を失ってしまった。

せつなーい!!

子供ってさ、残酷なんだよ。
見た目ですぐに判断しちゃうし
好き、嫌いをストレートに表現しちゃう。
だからいじめ、っていうか
嫌われる子って必ず出てくる。

そんな子供ワールドを思い出しながら
「意外と子供時代って大変だったのかもな」なんて
思ってしまった。

大人はさ、本音とタテマエがあるでしょ?
傷つけない言い方とかできるし
嫌いな相手とは付き合わなければいい。

だから
傷つけたり傷ついたりする機会は
子供の頃よりも減ってるんじゃないかな。

がんばれ、子供たちよ!
いつか大人になれば
ちょっとは楽になるかもよ。
(ホンネとタテマエの世界が楽しいか、は分からないけどね)

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