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本「神様の定食屋 3 うつろう季節」

中村 颯希著。

オーディオブックにて。
もうシリーズ3作目。

うん。楽しい。
なかなか良い良い。

ナレーションも上手なんだよねー。
ほんと、オーディブルのナレーションの方達って
素晴らしい。

今回もいろんなエピソードがあったけど
一番心に残ったのは、
「肉じゃがかカレーか」かな。

突然亡くなってしまった姉の代わりになろうとして
無理をする妹ちゃんの話。
自分を押し殺して
親に求められるような姿になろうとする。
そんな切ない話。

しかもー
その子がー
定食屋の哲史の元彼女とはねー

いやー
ほんと、人って変われないと思うんだよね。

人見知りの人が
どんなに努力しても
やっぱり人見知りだったり。

内気な人が急に外交的になったりもしない。

三つ子の魂百まで、って
本当にそうなのよ!

わたくし、おばちゃんだって
きっと本質は3歳の頃と変わんない。

いつもニコニコノーテンキ。
食べるのが好き。
めんどくさがりや。
時々ひっこみじあん。
泣き虫。

変わんないのよねー

だからこそ、
自分らしくいる、
自分らしくいられる場所をキープする、
自分らしくいて そのまんまの自分を受け入れてくれる人を大事にする。
それが幸せの近道だと思うんだよねー

無理ってつらいもん。
自分に嘘つくのって疲れるもん。
ごまかさず、自分のまんまでいられるように
なれるといいねー。

のり弁のエピソード。
非現実的だったから
あんまり感情移入はしなかったけど
のり弁がめちゃくちゃ美味しそうだった!

食べたーい!

そして、最後に
著者からのお礼があった。
このシリーズ、簡単に人気になったわけではなかったのね。
なぜかよく分からないけど
じわじわと、そしてその内
どんどんと人気が出たらしい。
それで、著者は嬉しくてその感謝の気持ちを後書き、として
書いていた。

なんかいいよね。素直にそういうのって。
著者の気持ちが分かるのって。



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