本「はぐれ又兵衛例繰控 : 3 目白鮫」
坂岡 真著。
オーディオブックにて。
今回も聴きごたえあったなぁ。
魂を削って虎を描く、凄腕絵師の物語。
そして同居している内縁の妻、しずかさんの家出の話。
又兵衛さんよ、
あなたはすっかり
しずかさんの家族のことが大好きになってたのね。
一人が気楽、って言うのは正しいけど
やっぱり家族の温かみを知ると
違うものだよね。
しかし、しずかさんの
前の旦那はひどいやつだ!!
全くもって憤慨だわ。
まあ、逆のこともあるけどね。
奥さんがひどい場合とかさ。
結婚って、結婚相手によって
人生が大きく変わっちゃうのよ。
怖いわー
私の友達が二の足踏むのも分かるわ。
やっぱりね、結婚って
二十代のホルモン盛りで
「この人といたい!」って突っ走ってするもんなのよ。
30代後半、40代になってくると
「この人と結婚して、本当に大丈夫?」って
理詰めで考えるよのね。
そーなると、怖くなったり 二の足踏んだり。
ま、又兵衛さんは38才でかなり大人だけど(笑)
江戸時代では、すごい晩婚よね!
最後の物語、
息子を亡くしたお父さんが
黒幕を暴いて本当の悪い奴を成敗する、ってもの。
親子の絆・・・
泣ける。
最後は、悪いやつみんな捕まって
きっと息子さんは天国で喜んでるよ。
そして、最後のシーンは
又兵衛&しずかさんの祝言。
歌舞伎役者まで登場する
面白い宴。良かった、良かった。
大満足!