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歴史・時代小説~いつか来た道~

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読書日記から歴史に関する本、時代小説などをまとめました
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#歴史小説が好き

【読書日記R6】 2/2 「光る君へ」の副読本に推薦したい。「この世をば」と「歴史…

この世をば(上下) 永井路子 著 新潮文庫 ※今は朝日新聞出版から出ているようです 令和6…

【読書日記R6】1/30 地方の読書家。「本売る日々/青山文平」

本売る日々 著 青山文平  文藝春秋 時はお江戸、文政5(1822)年、11代徳川家斉の時代。 …

【読書日記】 2/23 雅な都のお猫様。「千年の黙/森谷明子」

千年の黙 異本源氏物語  森谷明子 著  東京創元社 今日は天皇誕生日なので、宮中を舞台…

【読書日記】3/8ミモザの日、女性の歴史。「美貌の女帝/永井路子」

美貌の女帝 永井路子 著 文藝春秋 目の前に美少女が現れ、神秘的な眼差しで射抜かれるよう…

【読書日記】3/19 住めば都。「泣くな道真 大宰府の詩/澤田瞳子」

泣くな道真 大宰府の詩 澤田瞳子 著 集英社  春ですね。異動発表なども行われ、遠隔地へ…

〔読書日記〕4/15 奇人変人VS普通のひと。「きりきり舞い/諸田玲子」

きりきり舞い 諸田玲子 著 光文社 東海道中膝栗毛 十返舎一九 富嶽三十六景 葛飾北斎 …

【読書日記】5/5こどもの日+物価高騰を考える。「宝の山/梶よう子」

宝の山 商い同心お調べ帖 梶よう子 著 実業之日本社 澤本神人は、北町奉行の諸色調掛同心。 新任のお奉行様の「お主、顔が濃い」の一言で隠密廻りから諸色調掛にお役替えになったという逸話のある二枚目。 妹の忘れ形見の姪っ子を男手ひとつで育てている三十路。 諸色調掛とは、「市中にあふれる品物の値を監察し、またお上の許しなく出版物が出ていないかを調べる。あまりにも悪質な場合は奉行所にて訓諭するというお役目」です。  だから、神人のもとには、「物」と「商売」に関する様々なもめごとが

【読書日記】5/12 私のところにも来てほしい。「貸本屋おせん/高瀬乃一」

貸本屋おせん 著 高瀬乃一 文藝春秋 時代は文化(11代将軍家斉の頃)、所は浅草、駆け出し…