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鬱病と一筆書き
お風呂に入ってタオルで体を洗うことは長年に渡って繰り返し行なわれてきたことなので、ほとんどの人は慣れたものだと思います。
きっと目を閉じていても、くまなく洗うことができるでしょう。
それはまるで、答えを知っている一筆書き問題を解いているようです。
亀さんも同じく一筆書き問題のように洗えます。
そして、この手順をかれこれ何年もの間、繰り返し行なってきました。
当然、最後には体の表面をくまなく洗えている、と思っていました。
しかし、このルートで本当にすべてを洗えているのか?という疑問が生じたのが3年前です。
そして、意識をしながらいつものルートを通って行きました。
すると、洗えていなかった部分が一ヶ所だけあったのです。
それは、右足の踵の内側です。
亀さんは愕然としました。
恐る恐るその部分を指で擦ってみました。
すると、垢がボロボロ出てきました。
つまり、何年もの間、この部分だけ洗えていなかったのです。
それからゴシゴシとその場所を擦りました。
ショックで言葉が出ませんでした。
このように、日常生活で毎日繰り返し行なっていることというのは、気がつかない間にパターン化されていきます。
掃除機をかけるときもそうです。
きっと、同じ順番で部屋や廊下をスイスイと進んでいるはずです。
そしてそのことを意識して見直すと、まったく通っていなかった場所があったりするはずです。
食器洗いもそうです。
例えばコップでも、底の中央だけが洗えていなかったり。
と、このように細かいことを言ってるから鬱病になるのです。
この、完璧主義的な思考がよくないのです。
【適当】はダメですけど、【だいたい】でいいのです。
というわけで今回は、鬱病対策についてのお話、ということにしておきますね。
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