見出し画像

ようこそ笑顔神社へ(19)鴨長明

笑顔神社の主祭神、亀乃長命(かめのながのみこと)という名前について書きたいと思います。

この名前の由来は、鴨長明からきています。
この瞬間、ピンとこられた方もいらっしゃると思います。

鴨長明かものちょうめい→亀長明かめのちょうめい→亀ノ長命かめのちょうめい→亀ノ長命かめのながのみこと

と、このような変換です。

それではなぜ、鴨長明なのかというと、亀さんは鴨長明が好きだからです。
鴨長明といえば、〈方丈記〉です。
そのお話は、このように始まります。


【ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。】


これを訳すとこうなります。


【流れゆく河の流れは、絶えることはなくて、しかも、もとの水では決してない。】


亀さんは、この一行の中に、この世のほとんどの物事が詰まっていると感じているのです。
無常、一期一会という言葉がパッと頭に浮かびます。
探せばもっとたくさんの言葉が出てくると思います。
そんなことよりも、この一行には流れるような美しさがあります。

方丈記のお話はこのへんにしておきます。



亀ノ長命かめのながのみことは笑顔の中にいらっしゃる神様です。
つまりこの名前には、

【笑顔で、亀さんのように長く生きられたらいいなぁ】

という願いが込められているのです。

もし、これを読んでくださっている方で笑顔神社を造られた方、これから造ろうとしている方は、主祭神の名前は、自分の好きな名前をつければいいと思います。
もちろん、亀ノ長命とつけてくれても構いません。
肝心なことは、その方が笑顔でいられるかどうかなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?