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ツールを使いこなしてタスクシュートの実践を深める【ユタカジン】

かめりんです。
暑い日が増えてきて、アイスコーヒーがとても美味しく感じる季節になってきました。

今回もユタカジンへの寄稿記事となります。
ユタカジンとは「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマとして、タスクシュート協会メンバーが、時間や習慣、タスクシュートなどなどにまつわるお話を連載していくマガジンです。


先週末の日曜日、4月14日にタスクシュートコミュニティ内で「TaskChute Cloud Liteの会」なるイベントを開催しました。

TaskChute Cloud Lite(TCCL)は、Liteと銘打っているとおり、軽快にサクサクとタスクシュートを実践できるスマホアプリで、現状は「先送りせずすぐやる人に変わる 100日チャレンジ(100チャレ)」の参加者限定で使用できます。

100チャレ第五期がTCCL回だったのですが、その際わたくしかめりんはコミュニティマネージャーを務めました。そしてそのときから今のいままでずっとTCCLを愛用しています。

TCCLをとても気に入っているのと、たまにコミュニティ内で使い方に関する質問があがるので、
今回のTCCLの会では、タスクシュートサイクルに沿う形でTCCLの基本的な使い方を総ざらいすることをメイントピックとして、僕個人のTCCLの推しポイントや他ツール(TCC)との併用方法について共有しました。

今回の記事では、TCCLの会を開催した意図というか、個人的な思いをお話します。
ちょっと抽象的な話になってしまうかもしれませんが、読んでいただけると嬉しいです。


「タスクシュート」を構成する三要素

タスクシュートは時間管理・タスク管理のメソッドです。それは紛れもない事実です。
ただ、個人的にはメソッドだけにとどまらないより広い「タスクシュート」という概念がある気がします。メソッドというのはその中の不可欠な一要素というイメージ。

「タスクシュート」という概念の構成要素を的確に表していると思うのが以下のありひとさんのポスト(ツイート)です。
タスクシュートを構成する三要素はメソッド・ツール・フィロソフィーだというもの。
これはタスクシュート協会で明確に決めているものではなくて、あくまでありひとさんの考え方に僕が賛同している、という感じです。
タスクシュートサイクルとは違って、これら三要素は相互に影響しあい、ベン図が重なって示されているように境界もはっきりしません。

タスクシュートの三要素(ありひとさんのポストを元にかめりん修正・作成)

タスクシュートに関係して提供されるサービスやモノは、これら要素をいろんな割合で含んでいると思います。

たとえば、著書『先送り0』は、メソッドが本の大部分を占めますが、その根底にあるフィロソフィーも強く感じる内容になっています。たとえば本の冒頭に出てくる「時間はある」といった考え方ですね。

また、タスクシュート協会が提供する「マスター講座」はフィロソフィーの面が強く、その上でのメソッドの深い実践方法が提供されます。

こちらはまだ提供されておりませんが、協会内で絶賛準備中の「ベーシック講座」はよりメソッドに特化した内容です。

そして本マガジン「ユタカジン」に寄稿される記事は、感覚的にはメソッド・フィロソフィーが大部分を占め、それらが半々あるいはフィロソフィー強めという感じでしょうか。

このように考えたとき「ツール」に該当するサービスは意外とないかもしれないな、と思ったのです。

もちろん、モノとしてはタスクシュートを実践するためのツールはすでに存在し、かついろんな形式でツールが拡充されていっています。
ただ、それらを使用する方法は個人個人違っていて(それはそれでいろんな活用方法が知れて面白いのですが)、もっと個々のツール自体の理解が深まればタスクシュートの実践もよりうまくいくこともあるかも知れない、と考えました。

これが、僕が今回「TCCLの会」を開催してみよう、と思った背景です。

タスクシュートを実践できる公式ツールはさまざま

タスクシュートを実践するツールは、他の要素と同様にタスクシュート協会の発足以来どんどん進化してきました。
これまでは「TaskChute 2」「TaskChute Cloud」「たすくま」があり、これらが長年ユーザーに愛用されてきました。
そして最近は、これらに加えて次々といろんなツールがいろんな形式で生み出されつつあります。

2024年4月18日現在、タスクシュート公式ツールとしては以下の通りです。

タスクシュート公式ツール

デジタルか紙か、がっつり凝って使いたいかゆるく使いたいか、スマホで使いたいかPCでも使えた方がいいか、など人によってさまざま。
新しく出てきたものはまだ製品版として一般リリースはされていませんが、かなりいろんなニーズをカバーしたものができてきています。

ちなみに僕は、仕事ではPCとスマホ両方で記録したいのでTaskChute Cloud(最近はたまにTaskChute for Notion)、プライベートではサクサク記録をしたいのでTaskChute Cloud Lite、と2つ併用しています。

もちろん、環境に応じて使えるツールが限られていることもあると思うので、独自のタスクシュートツールを用意してもいいでしょう。

ツールをきちんと理解して使う

さて、もしこれを読んでくださっているあなたがタスクシュートを実践しているとしたら、そのツールのことをどれほど理解していますか?
たとえば設定画面にはいろんな設定項目がありますが、それぞれがどういう機能を持っているかわかりますでしょうか?

全ての機能を使い倒そう!ということが言いたいのではありません。
今使っているツールに関して、本当はあるはずの機能を知らず、ちょっと無理した使い方になってしまっていたらもったいないな、ということが言いたいのです。

また、使ったことのないツールについても、なんとなく誤解しているイメージを持っていたとしたら、より自分に合ったツールを見逃している可能性もありえますよね。

タスクシュートのツールは、タスクシュートというメソッドとあなたの間にあるインターフェースです。メソッドの実践はツールの上で成り立ちます。

メソッドをきちんと理解していたとしても、ツールの使い方がいまいちで煩わしさを感じてしまっていたら、せっかくのメソッドの恩恵を十分に得られないかもしれません。

逆に、ツールの使い方はよくわかっていても、メソッドの理解がいまいちだったら、タスクシュートがストイックでスパルタなものになってしまうことだってあり得ます。

これはタスクシュート協会の理念である「自分らしい時間的豊かさの追求」とは真逆の意味を持つものになってしまいます。つまりタスクシュートのフィロソフィーから遠ざかってしまうんですね。

タスクシュートの三要素をより理解して実践を深めていく

冒頭でも述べたように、「タスクシュート」という概念を構成する三要素は相互に影響し合っています。このことは上で述べたことからイメージしてもらえたかと思います。

もちろん、全てをきちんと理解すべきなんて厳しいことを言うつもりは全くありません。
ただ、もしタスクシュートを実践していく中でちょっと「噛み合っていない感」を感じるときがあったら、この三要素のどこが足りていないかな?と考えてみてもらえると、より心地よく、しっくりくる形でタスクシュートが実践できていくのではないかと思います。

そして、足りていなさそうなところの理解を補いたかったら、タスクシュート協会が提供しているいろんなサービスやモノがありますので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。

また、僕個人としても「TCCLの会」に限らず、ツールを含め要素それぞれのより深い理解につながるような機会を今後もいろいろと提供していきたいなと考えています。
興味があったらそちらも覗いてみてくださると嬉しいです。


タスクシュートを考え、よりよくし、伝えるのは楽しい

話は変わります。
僕はタスクシュート認定トレーナーとして、これまで書いてきたようなことなどを日頃からあれこれ考えています。
そして、こうやって「ユタカジン」で考えを伝えたり、協会メンバーといろんな議論を交わしたりしています。
また、そこで深まった考えを自分のタスクシュートに活かしたり、新しいものを作ってみたりといろんな取り組みをしています。

そういった活動はとても楽しいです。
そして、自分が価値があると信じてやまないタスクシュートの普及に携われることがとても光栄ですし、実際により多くの方に届いていることを最近さまざまな場面で実感でき、なんともいえない「豊かさ」を感じることができています。

もしあなたが同じような素敵な思いをお持ちであれば、僕たちタスクシュート協会の一員となって公式に活動できるようになる機会が、ちょうど今用意されています。
「タスクシュート認定トレーナー養成講座 第二期」です。
ぜひ僕たちと一緒に、タスクシュートを世に広めていきましょう。

もしもしかめよ かめりんでした。


ここまで読んでいただきありがとうございました。
明日以降も続々と「ユタカジン」に記事がアップされていきます。
ぜひ本マガジンをフォローして日々のささやかな楽しみにしてくださると嬉しいです。

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