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浮いては息をして、浮いては陸に逃げながら書いている

お仕事としていただいた記事をひとつ書いては休憩し、またひとつ書いては休憩している。頭の中のイメージではひとつ済んだらすぐにまたひとつ、それと並行してあれもこれもと進めるのが常で、それができたならわたしはいつも5勤2休、とっくにきっとめっちゃ稼ぎまくって持続可能なライターになってるはずなのだが…実際はというと、吹けば飛ぶような将棋の駒みたいなもんなのである。


ああ。認知度の分母が小さい可能性が高い昭和の演歌(素晴らしい)を、のっけから持ってきてはいけないのではないか。そんなわたしは早速、読んでくれる人を減らそうとしているのだろうか…。この歌は昔、実家の父ちゃん(81歳)がよく歌っていたからかわたしのアイデンティティに深く深く根ざしてしまっている。わたしの語彙は昭和の歌+佐野元春+その他でできていると言っても過言ではないんですよ。余談だけど語彙の「彙」って自力では絶対書けないですね。笑

今晩は肉じゃが。作るときにジャガイモの皮をむくのに疲れてしまい、わたしは蚊の鳴くような声で台所から「誰かてつだって〜」と言いつづけた。でも長女も次女も、はあいっていい返事しながらいつまでもやってこなかったよ。長男は不在やし。プンプン。皮をむき終わって最後、炒めるところになってやっと長女がやってきた。次女はゴーヤのシーチキン和えの最後、マヨネーズを混ぜるところを手伝ってくれた。発信者(わたし)の意図とちょっと外れたところで願いが叶うっていうのはまあ「あるある」なのだろう。これでいいのだ。

それからなんとか仕上がった晩ごはんを食べる前にPTAの夜の部会(広報部長してます)を開催しに小学校まで走った(車で)。そんで部会の最後、メンバーに「みなさんからなにかないですか?」と尋ねたところ「(わたしの)Tシャツがいいですね」と褒められた。ユニクロのゴジラのTシャツだったんですけどね、これを褒められたのは2回目でした。1回目は去年、中学校の三者面談のとき。長女の担任の先生から「お母さん、素敵なお召し物ですね」と言ってもらった。先生は特撮オタクだったんですが。ちなみに今年、同じ中学校に入った次女の担任の先生はその先生とは違う人なんだけどやっぱ特撮オタクなのだそうだ。すごい確率。素晴らしいことだ。わたしは特撮好きではあるけどオタク様の足元には及ばない。だからオタクの人たちは有識者だと思って尊敬してるっす。

…ていうことで、全然関係ない話になっちゃったっすけど部会は30分で終わってとっくの昔に帰ってきてビールを500ml飲んでしまっただよ。もう今日は原稿書くのはやめて、日本酒のもう、って思ったので紙パックのお酒を開けてる。
酒の勢いでもないとnote書けないわーとか思いながら、酒によってnoteが進まない。まったくよ。ぴいぴいぴいだ。

なんかさー、緩急なくコンスタントに、ずーっと一つのことをやり続けられたらいいなーって思うけど、なんかそれが難しいんですよね。わたしはというと、原稿を書くときには結構どんな小さなものでも内容を理解したくて、いろいろ調べ物をしたり読み砕いたりしながら自分に落とし込む時間が必要なのだ。深い湖の底みたいなところまで大事なエッセンスを取りに行くには、まずは沈んでいかないといけない。でも、知りたい割になかなか潜っていけなくて、浮いては息をして、浮いては陸に上がって逃亡したりしながら最後、ウーバーワールドとかラップバトルとかをyoutubeで流し、どうにも逃げられないとなったところで出たアドレナリンを使ってやっとのことで深いところまで潜ることができるという。

けど、やっと潜ってお宝とってきたぜ!!とか思ってもそれが勘違いだったりすることも多い。はーわたし、いったいいつになったら一人前になるでしょうか。はっきり言って年齢で言えばもう引退寸前くらいなラインまできてるってのに、まだ初心者なんだわ。ビビる。

でも進むっす。どっちが前かわかんないけど、とにかく浮いて手足を動かすことにする。ゆっくりでも。
あ、浮くとなるとさっき言った「沈んでエッセンスを取りにいく」って言葉と矛盾するけれども、いいんです。こうやって自分が矛盾してるってこと、整合性が取れてないってことこそ、豊かさの源泉なのだとどっかで思ってるんすよね、実は。

(タイトル写真はこの前みた花火。写真っち難しい!!)


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