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恥男、群馬に逝く

期間工赴任日の当日の群馬県太田行きの電車です。


東京に出てきたのが、21歳。

大阪の田舎でチヤホヤされそのままキラキラした世界に憧れ満身創痍で上京、なにかと芸事のため、勉強のため、とない袖ふるってまともに働くことが夢から遠ざかると逃げに逃げ気付けばカードローン、キャッシング、税金、総額250万ほど。よくもまあ自分のために自分のためにといいつつこんな額惜しみもなく使えたなぁと思います。


お金のだらしなさは上京してからなのかと思い振り返ってみるとそれはもう大学の頃から始まっており、入学資金の50万円を奨学金で借りたことから始まり、大学時代はろくにバイトもせずに、月6万、8万、12万と借りる額も増えていき、気付けばこちらも4年間の総額は400万を超え、更に休学を無料でできることから、学生身分という存在に甘えに甘えて計8年。気付けば20代全てお金から逃げ続けた人生でした。


ただそんな中でもまともに頑張っている人たちと同等な気持ちで自分を偽りつつ接してきたので、彼らの感覚、価値観というのは自分の中に深く刻まれており今後の人生の指標となる財産になっています。


そうして自分を偽り続けることが苦しくなって、20代後半からは度々精神的に病み、数ヶ月に一度、それぞれ期間は1週間ほど誰とも会いたくなく、殻に閉じこもりひたすら自己否定していました。わざと不健康な食事をし、お酒に頼り、風呂にも入らず、自分を傷つけてばかりでした。自殺する勇気もなくふと地震が起き今自分がいる建物が崩壊したらいいのなと漠然と考えていたこともありました。


ただそこでも人の優しさ、本、映画、に度々泣かされて、濁ろう濁ろうとした眼に涙が何回も浄化してくれて明日への希望を胸に抱き生きれています。


長々と自分語り失礼しましたが、期間工になるまでのここの過程はどうしても吐露したくツラツラと書いてしまいました。


このように独りよがりでことを進めるのではなく、その場面場面で人に相談して頼っていればここまでなってなかったんだろうと思います。これを機になるべくひとりで隠すことはなく30代に向けて気持ちを一掃し刑務所に入る気持ちで行ってきます。


来年、30歳になるまでに250万円を返済することが目先の目標です。


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