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次男は我が道を行く。たぶんそれは障害者雇用の王道ではないだろうな。

この間、「次男と夏に高尾山で出会って、一緒に虫取りをした」という親子が遠くから訪ねてきた。小さい男の子2人を連れたお父さんだった。どうしても、また次男と話がしたくて、わざわざ遠くから訪ねてきてくれた。そして次男がお小遣い稼ぎでやっている昆虫販売の売り上げに協力してくれた。

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我が家の休日。家族で郊外に出かけ、次男だけ河原や山に置き去りにして我々は買い物に行ったり、野良猫と遊んでる(笑)
あ、スマホは持たせてるし、時間を決めて迎えに行きますよ。
通報しないでねー😁

その時も高尾山の麓で一人虫取りをしていた所、その親子と出会い、虫の交換をしたのだそう。マジかよ。虫の交換?マニアな交流だな。
その親子、うちの店の名前だけで探してくるとは…。そんなに次男に会いたかったのか。

次男は軽度知的障害のある自閉症だけれど、人懐っこくて面白く、虫の知識は半端ないので、年齢やら障害?やら、なんやらを一瞬で飛び越えていくようなところがある。

昔、マツコ・デラックスさんに偶然お会いすることがあり、その時もポケットにカブトムシを入れて散歩していたので、非常に面白がられた。
カメラが回っていない所で
「この子はこのまま育てなさい。このままでいい」
と全部肯定してくれたことが、私の心の支え。

最近の次男の写真をどうぞ。

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↑バッタの餌用にススキの葉っぱを調達。コタツの前にぶちまけて作業中。

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↑バッタ飼育。土に卵を産んだら、裏庭で繁殖させる計画。裏庭バッタ計画。おそろしい。裏庭カブトムシ計画、裏庭カマキリ計画、裏庭ハチ計画も進行中。来年が怖い…。

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↑茶色いトノサマバッタ。

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↑「ママ、これがトノサマバッタのフンだよ。指でつぶすとホラ!葉っぱしか食べてないから細かい葉っぱが!臭くないよー」

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↑いつも何か生まれてる。前蛹、蛹、羽化直後。これはコーカサスオオカブトかな?アトラスオオカブトかな? 後で聞いときます。

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↑毎日何か逃げてる…っていうか、放し飼いみたいな我が家。オオカマキリ。

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↑石膏を流し込んで作る自作のアリの巣。小学生の時から作ってる。

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↑昆虫擬人化シリーズ。ムシキングの「ユキヒコ」ってキャラクターを虫に見立ててます。

最近は動画編集を自力で覚えた。今、家族や親戚にカブクワ格闘技の動画を見せて、意見を聞いている所。もうちょっとでYoutubeにUPできそう。

職場見学やら就業体験やらなんやら、進路に向けて一直線の支援学校ですが。長男は障害者雇用で企業就労するだろうけれど、次男はそういう王道は行かないと思う。週2日くらいはバイトして、残りは虫関係で生計を立てれないものかな。虫で食べていくのは難しいだろうけれどさ。でも次男に週5で就労は想像できない。脳内99%虫だもの。本当に変わっていて、その変人ぶりは支援学校にも今までいない感じの生徒で。先生もビックリで。

学校での作業学習を見学すると、どちらかというと手先が器用で集中力が高いのは次男の方。むしろ過集中で疲れてしまう。
気持ちが安定していて、毎日同じことを、力いっぱいにならずとも続けられるのは長男の方。

持って生まれた性格、向き不向きっていうのがあるからなぁ。

どっちがいい、とかじゃなくて、我が道を行くしかないのだけれど、

息がしやすい方がいい。

どうやって行けばいいんだろう、

我が道、茨の道、獣道、虫の道、奥の細道…



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