「ムダ」なことは避けたいと思うけど・・・
「ムダを楽しめるのは人間の特権」
これは今日見ていたYouTubeで聞いた言葉だ。
この「ムダ」には他者への貢献が含まれる。
例えば動物は狩りをしなければ生き残れないし、
外敵から自分や自分の家族を守るために常に緊張している。
だから他者へ貢献する余裕がないし、実際に目にすることもほとんどない。
家庭環境や仕事環境も関係あると思うけど、
どうしても多くの人は「ムダ」を嫌ってしまう。
でも、その「ムダ」も人間にしかできないことだし、
楽しむべきだ。
あとこれは僕個人の意見だけど、「ムダ」を嫌ってしまう理由はお金だ。
仕事をしていると自分の労働や費やした時間に対する費用対効果を、
どうしても気にしてしまう。
さらに突き詰めるとこれは「目先の利益」を考えてしまうからだ。
正直、人生うまくいくことの方が少ない。
そう考えると日々のほとんどのことを、
「ムダ」と考えてしまってもおかしくない。
けれど、そのたくさんの「ムダ」をしてきたからこそ、
たまに大きな喜びを味わえるんじゃないだろうか。
そしてその大きな喜びの大半は自分の力だけで起きるものじゃなくて、
周りの人の協力がある。
周りの人の協力を得るには、周りの人のための行動、
つまり、周りの人が喜んだり、感謝するような行動をしなければならない。
それは自分にとってその場では何も利益は生まれないし「ムダ」である。
だって友達の誕生日をお祝いするのにプレゼントを買っても、
自分に対しては何も利益はない。喜んでもらえるだけ。
でも、喜びを提供することは決して簡単なことじゃないし、
祝ってもらった人はそのことを忘れない。
その「ムダ」を周りの人のためにやってきたからこそ、
自分が困っている時にその人が助けてくれる。
さらに言うと、その大きな喜びはいつ起こるかわからない。
1年後か2年後か、5年後かさらには20年後か、
それよりもあとかもしれない。
コロナウイルスが流行って日常生活が変わり、
自分の生活や仕事について考える時間も増えた。
その中で自分の思い通りにいかないことや
「ムダ」なことを思い浮かべた人も、
多いのではないだろうか。
でも、その「ムダ」は将来の自分に必ず繋がっている。
たとえ今の状況が良くなくても。
静かに見守ってくれてる人も必ずいる。
自分の人生のターニングポイントは基本的に周りの人がきっかけだ。
だから、「人が喜んだり、感謝するような行動をしている」と思えるなら、
自信を持って、楽しんでその「ムダ」をやり遂げたら良い。
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