雀とお稲荷さん~わが街の息吹き
人間は理性があるから、エライのだ、と人間は思い込んでいる。しかしまあ理性とはなにか、哲学者は恒に悩んできた。
かしこい、には悪賢いも含まれる。古い知識にしがみついて、融通のきかない人。まあ色々、ある。
学習能力は雀にもある。桜の花が散るのではなく、丸ごと落ちているのを、よくみかけるようになった。犯人は雀である。むかしから、花の奥の蜜を吸うため、花の根本をついばんでいたのは、メジロである。ある時期から、雀がそれを模倣するようになり、メジロのいない都心の雀に伝播してきた。
これは、文化である。
桜の樹がやたらと増えたせいもあるだろう。環境の変化に、雀の知性も対応してきたともいえる。
雀なりに知性もあれば文化もある。
こうやって、雀の話をSNSで書き込んでいるのは、私の理性なんだろうか。
私は実は自動投稿のプログラムかもしれない。雀はこのプログラムに適度になついていれば、パンをもらえると学習している。雀に操作されている私です。
餌やらないでと、おばあちゃんに叱られた。
おいなりさんに
おねがいは
よろしゅうに
稲荷の三神
うかのめ
人間にとらわれ捨てられ
放浪の末に安息の地をみつけた天女
さるたひこ
国ゆずりの導きをなすも
溺死させられた無念
おおみやのめ
荒ぶる神々を鎮め
うやうやしく迎える宮中の巫女
神様も苦しみはったんやし
どあつかましいお願いなんか
できますかいな
厚顔無恥なやからには
しらんぷりしといてくだはれ
桜きれいに咲いてはります
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