海底の亀遺跡、出雲と沖縄。両地をつなぐ海蛇信仰。スクナヒコナ奇談。
海底の亀遺跡、2例。
いずれも、かつて明らかに地上にあったものが、水没した遺跡です。
写真1*出雲、日御碕神社祭祀遺跡の亀。亀のやや左前に導水路のような溝が見える。
写真2*沖縄、北谷(ちゃたん)沖海底遺跡の、ピラミッドと、そばにある巨大ドルメン。沖縄のドルメンは亀を表す。支える岩は細長く十メートル以上の長さがあり、亀に対して蛇を表すとすれば、亀と蛇の組み合わせは玄武である。
亀岩の下には、石棺とみられる石組がある。この石材には、珊瑚が使われており、放射性炭素年代法で時代の推定が可能である。
琉球大学の木村先生らは、卑弥呼の墓の有力な候補とする。
私もそう推測する。私の推論は、こちらに掲載してあります。
🍒余談。最近気がついたのだが、卑弥呼の後継者がなぜ壹与なのか。壹つまり数字の1は、古い数えかたで、ひい、です。ひいみこ、と、ひいよ、で名前はつながっている。
沖縄の海蛇が、対馬海流に流されて、出雲まで漂着することがある。まるで、スクナヒコナの神のように。出雲ではこの海蛇を龍蛇様と呼び、見つけたら祭礼をおこなった。
オオナムジとスクナヒコナのこんな会話を想像する。
「お前はなんという名前だ」
「壹と書いてヒイと読む。お日さまのヒイでもある。日の子なり」
「壹?えらい少ない数だな。そんでチビなのか。少ない日の子の名か。スクナヒコナだな」
「そんでもいい。出雲の国に政治学を学びにきた。当分いそうろうする。世話になるよ」
「ん。お前、オンナか。嫁にするには、まだ子どもだな。おれの養子になるか」
「勉強が済んだら、常世の国から迎えがくるから、それまでな」
失礼しました。
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