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在留資格がないまま育った人

おはようございます。
九州で代書屋をしています、
一般ピープルの、かめいです。

録画してた、NHKの「ねほりんぱほりん」を見ました。
今回の内容は、
「在留資格がないまま育った人」
です。
NHKのホームページ

https://www.nhk.jp/p/nehorin/ts/N1G2WK6QW5/episode/te/BY22M7PG57/

NHKの「ねほりんぱほりん」という番組は、民放を含めたテレビ番組の中でも、けっこう攻めた番組です。
普段、表側には出てこないであろう人に、顔を隠した状態で、
MCの方がインタビューしていく番組です。

過去には、
・「派遣型風俗のドライバー」
・「女子刑務所にいた人 」
・「元談合屋」
など、かなり、個性のある方々を紹介しています。

で、今回は、「在留資格がないまま育った人」です。

まず、在留資格とは、外国人が日本に在留するために必要な資格のことをいます。日本で仕事をするには、仕事の在留資格が必要ですし、
日本に観光にくる時には、観光の在留資格、日本の学校に留学でくるには、
留学の在留資格と、日本に在留している外国人は、原則、在留資格をもっています。
しかし、様々な理由から、日本には、在留資格をもっていないまま、日本に在留し続けている人がいます。
典型例は、オーバーステイと言われるものです。
当初は、適法な在留資格をもって、日本に在留していましたが、その在留資格に期限が来た時に、更新の手続きなどをせず、そのままの状態で日本に在留しているような場合です。
オーバーステイは、在留資格の期限が切れている状態ですから、このまま日本に滞在していることは、不法滞在になります。
そして、このような日本で不法滞在をしている外国人夫婦の間から、日本で生まれた子供は、親が在留資格をもっていませんから、当然、その子供も、在留資格はありません。

法律的には、在留資格がない方は、自分の国にお帰りになっていただくことになっていますが、日本の入国管理局(正式には、出入国在留管理庁)も、すべての不法滞在をしている外国人の把握ができているわけではありません。
ですので、母国に帰りたくない、日本で暮らしたいが、在留資格がないため、日本に不法滞在をしている外国人は、一定数、存在しています。
そのような在留資格のない外国人から生まれた子供が、
「在留資格がないまま育った人」になります。

「ねほりんぱほりん」の番組では、お二人の、「在留資格がないまま育った人」が登場し、いろいろな体験を話していました。

このような、「在留資格がないまま育った人」の政府の対応として、今年の夏に在留資格ない外国人の子に「在留特別許可」を与えるという対応をしています。
NHKのニュースサイト

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230804/k10014153041000.html

もっとも、この対応にもいくつかの制約があり、すべての「在留資格がないまま育った人」が救済されるわけではありません。
これについては、番組の中でも、とりあげていました。

ここで、「在留資格がないまま育った人」についての、私の考えですが、
少し前に、私のnoteで、

「2世に期待」

という内容のものを書きました。

https://note.com/kameihiroki1024/n/n83f29933b7fb

こちらのnoteでは、主に移民のことについて書きましたが、
今回の、「在留資格がないまま育った人」とも、共通することがあるので、紹介しておきます。

「2世に期待」のnoteでは、日本に移民をしてきた移民1世に期待するのでなく、移民1世の子供である、移民2世に期待をするということを書きました。
今の日本には、移民の制度はありませんが、日本の今後の国力のことを考えた場合、積極的に移民を取り入れ、移民の2世に期待をしようと、私のnoteでは書いています。
その理由は、移民2世は、優秀な方が多いからです。
今のイギリスの首相も、移民2世ですし、アメリカの名だたる企業のCEOも、移民2世が、むちゃくいます。
優秀な理由は、noteでも書きましたが、日本の場合でも移民2世は、
生まれも日本、日本の学校に通い、日本語を話します。
日本の生活環境で育っていますので、言ってみれば、国籍以外は、日本人と同じです。
ここで、「在留資格がないまま育った人」についてですが、
「在留資格がないまま育った人」は、在留資格がないので、移民の子供ではありません。しかし、「在留資格がないまま育った人」は、日本で生まれ、日本の学校に通い、日本語を話します。
日本の生活環境で育っていますので、国籍以外は、ほぼ日本人みたいなものです。
「在留資格がないまま育った人」に対して、在留資格を与えるのは、人道的な配慮とも考えられているようですが、私としては、ここは思い切った考えをとって、「在留資格がないまま育った人」は、移民2世の場合と同じような対応をした方が、国益にもなるのではないかと考えています。

今後、日本に在留する外国人の数は、どんどん増えていくことになるかと思います。そうすると、今回取り上げた、「在留資格がないまま育った人」は、必ず出てきます。
「在留資格がないまま育った人」は、多くの場合は、本人に責任がないといえるような場合が多いです。
ですので、移民2世は、優秀な方が多いことからも、国益を優先するとして、「在留資格がないまま育った人」も、中身は、移民2世と同じようなものだと判断し、どんどん、「在留資格がないまま育った人」にも、適法な在留資格を与えていっても、いいのではと、私は考えます。
もっとも、「不法滞在でも、日本で子供を産めば、子供は在留資格がもらえる」と、外国人の方に思われてはいけないので、一定の制限も必要だと思いますが。

それでは。

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