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2世に期待。


おはようございます。
亀井です。

アメリカは、移民の国と言われています。今でも、移民を受け入れています。
一方、日本には、そもそも「移民」の制度がありません。似たようなもので、在留資格の「永住者」というものがありますが、この永住者は、一定期間、日本に滞在した外国人が取得できるもので、日本に来た最初の段階で、取得できるものではありません。

日本の出生率が、すごい勢いで、減っていることから、このままだと日本の人口が減少することが確実なことから、日本も、移民を受けいれてはどうかとの意見もあります。
しかし、世の中的には、受け入れには消極的な意見が多いと思います。

その理由として、外国人が増えることによる治安の悪化などをあげる場合が多いですが、そもそも、日本人の中には、自分の近くに外国人が住むことを嫌がる方が多いです。

日本の今の政府、言い換えれば、日本の自民党は、なんとかして、日本人のDNAを持つ者の出生率をあげて、人口の減少に対応しようとはしていますが、今の出生率の現状では、これは不可能です。
国の人口=国の力ですので、日本の人口をこれ以上減らさないためには、日本は、移民を受け入れるしかないと、私は思っています。

ここで、移民とは、まさしくその文字通り、「民が移る」ことですから、母国から、他の国に移り住むことを意味します。
出稼ぎなどのように、一定期間がたったら、母国に帰ってくるというのでなく、家族全員で外国に移り住むという、一方通行の行動になります。

そして、「移民」として、母国を離れてくる人というのは、そもそも、今の母国での生活が成り立っていない、もしくは今後の展望が見えないといった方がが多いです。今の母国での生活に満足しているのなら、移民で他の国なんか行きません。
また、母国で満足な生活ができていないような方は、その人の持っている能力も、高くない場合が多いです。
知的な労働より、肉体労働をしているような場合が想定されます。
そのような背景の方が、移民としてくるのですから、最初に移民としてくる人達(移民一世)は、現場での肉体労働を仕事としている場合が多くなります。

もっとも、この移民一世たちは、母国に見切りをつけ、新天地として、他の国にやってきます。仮に日本に移民してきたとして、日本にやってきた移民一世は、戻る国がありませんので、日本で一生懸命働きます。
そして、この日本で暮らしていくと決めていますので、日本の社会に根付こうとします。できる限り、地域のコミュニティともかかわろうとします。
日本で暮らしていくので、日本で家族も作ります。移民としてくる人は、比較的、若い世代が多いので、子供の数も、多くつくる傾向があります。
日本で生まれた移民一世の子供(移民二世)は、日本で生まれていますので、そのまま、日本の学校で日本の教育を受けます。

見た目の容姿は、日本人と異なっていたとしても、日本で生まれ、日本の教育を受け、日本語を話します。当然、日本で生活をしていますので、日本の文化にも慣れしたしんでいます。ですので、移民二世は、ほぼ日本人といえます。
移民二世は、自分たちの親である、移民一世が日本に来てから、苦労しているのを目の前でみていますので、しっかりと勉強もします。ですので、移民二世は、相対的に優秀な方が多くでてきます。

つまり、移民とは、移民一世じたいに期待をするのではなく、移民一世の子供である、移民二世に期待をするものと言えます。
移民二世が、日本で生まれ、大人になって活躍するのは、30年後のことになります。
ずいぶん、長期的なことにはなりますが、そのためにも、日本は、早期に移民の受入れを開始し、30年後の種まきを行うのがいいんじゃないかと思います。

どうでしょう。

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