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自由律エッセイ「客観視する僕を客観視している」

客観視
している僕を
客観視
する僕を客
観視する僕

それを客
観視する僕
客観視
する僕客観
視する誰だ

客観視とは、不思議な言葉だ。

もう1人の自分が外部にいる、ということはおそらくないはずなのに、外部から自分を観るという意味として、存在している言葉だからだ。

そのような現象があるから、まあ、言葉になっているのだろう。

客観視を突き詰めた先には、悟りが待っている、というような話を聞くこともあるが、とりあえず、今は客観視で、日常生活をある程度快適に過ごせればそれでいい。

悟りなんて、知ったこっちゃねえ。

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