短詩「夏の花びら」p.1
身軽になっていく
心も 体も
暑さによって
高く舞い上がる
モンシロチョウ
窓から見える
曇り空
僕の目は灰色の潤み
やがて 雨の匂いが
風に乗って 流れてくる
森の合間の川の流れ
とんぼが 飛んでる
2人の親子が いた
黙って
川を 見つめていた
父はスマホを見つめて
座っている
僕はスマホを
持っていないから
夏の風を感じてみた
パソコンを開き
扇風機を かけ
エアコンをかけず
タイピングをして
空想している昼間
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