僕・私は、否定されて
その後その後
かもめは高く舞い上がり
潮風のナイフが傷刻み
ほとばしる血
欲しい新しい海が
やんちゃな若者たちが崖に
立ちすくみその身を
投げる
僕・私は
息を呑む
静かに
加速度的に海の底へ
その
瞬間
かもめの鳴き声が
高く
高く
永遠の果て
消滅して