言葉はバランスを取るのが難しい
誰にでも伝えわる言葉にすると軽くなる。
複雑なロジックを排除し、文章を短くし、やさしい単語を選び、意味を持たせない。
そこには個性がないし、深さがない。
しかし、軽くなる分、誰も傷つけないし、誰でも扱えるようになる。
誰でも扱えるから、色々な解釈が生まれて、それぞれの人が意味を持たせる。
たくさんの意味を言葉に込めると重くなる。
たくさんの意味をつなげるためにロジックで縛り、文章を長くし、専門的な単語を用いる。
その言葉には発した人の知識や経験が乗せられる。
ゆっくりと時間をかけないと解釈できないし、誤解が生まれやすい。
同じ知識レベル、同じ価値観を持った人にしか読まれないマニアックな言葉となる。
きっと教師に求められているのは、2つの言葉の間にあるものだろう。
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