ヤングケアラー支援にご協力をお願いします。
ヤングケアラーSNS(LINE)相談窓口を、全国に先駆けて8月からスタートしました。
運営から2ヶ月で、
登録者、67名
延べやり取り件数 919回
(集計期間:2021年8月1日〜9月30日)
相談は、中学生や高校生のヤングケアラーから。(中には、成人を迎えた若者ケアラーも)一人当たり、約30回の相談のやり取りが続いています。
鳥取県は電話による相談窓口を2021年4月から、県内3拠点で開設しています。
私たちのLINE相談窓口に相談が多く寄せられるのは、平日の21時〜23時です。
しかも、鳥取県のみならず、全国から相談が届きます。
学校から帰宅して、家事や場合によっては介護で慌ただしく過ごし、晩ごはん、お風呂に入って、やっと自分ひとりになれるーー。眠りにつくまでの間に、ふと考えごとをする時間。21時〜23時ごろが、若者の生活習慣を考えると相談に向かいやすい時間帯なのだと思います。
自治体や支援機関が対応できない時間帯をカバーし、LINEという若者に親しみのあるツールを活用した相談窓口を設ける。そうすることで、孤立するヤングケアラーを見つけ、つながり、状況に応じたの支援機関や資源へつなぐ役割を担えればとの思いで運営をしています。
対応するのは看護や介護の資格を有し、日頃から介護と向き合うご家族の相談対応をしているスタッフたちです。
現在、LINE相談窓口の運営やヤングケアラーたちが集うイベント運営は鳥取県からの一部補助に支えられていますが、まだまだ資金が足りません。
そこで、ヤングケアラーたちを支援するこの取り組みへのご寄付を募っています。
講演・勉強会へ登壇依頼という寄付(応援)の形
今、お声がけいただいたり、お願いしている寄付の形は、全国に先駆けた相談窓口について、そもそもヤングケアラーとは、などの勉強会に私が講師として登壇し、その登壇費用をご寄付の代わりとして頂戴するものです。
ヤングケアラー問題は各家庭の問題だけではありません。10代の子どもたちが介護を理由に進学や就職の夢をあきらめ、家にこもる生活が続いたとしたら...。未来への活力が失われてしまう、地域や国全体の問題にもなります。
若者たちが若者らしい夢を持ち続けられるよう、
若者たち、そして私たち大人が住みやすい地域づくりができるよう、
皆様からのご支援をお待ちしております。
▼講演・勉強会テーマ(一例)
・ヤングケアラーの実態と求められる支援
・家のお手伝い 今とむかし ~ヤングケアラーの実態から見えたこと~
・高齢化先進地域から生まれたサービスで介護離職を減らす
・介護に向き合う~介護は自分の老い方、終い方を学ぶチャンス~
例えば、、、
・経済団体のランチョンミーティング
・ヤングケアラー支援窓口の設立を検討している自治体/担当課向け勉強会
・地域の民生委員、児童福祉委員さんの勉強会
・ケアマネージャーさんの勉強会
・PTAの勉強会
など
▼対応エリア
・コロナ感染の状況にあわせて、直接会場に伺うか、オンライン登壇を検討します。
▼ご寄付の使いみち
・窓口対応をする専門職スタッフの人件費
・ヤングケアラーを見つけるための広報にかかるチラシ制作や印刷費
▼参考料金
・5万円〜/1時間(別税)
※講演40分、質疑応答など20分
※上記はあくまで参考です。ご依頼の内容や規模を鑑みて、相談の上決めさせていただきます。
▼ご依頼・お問い合わせ先
MAIL:info@nkc.jp.net
Facebook : https://www.facebook.com/kangofusan
介護と向き合う若者が、気軽に相談できるように
以前、ヤングケアラーに向けた取り組みやその背景について、こちらのnoteでも紹介しました。
私自身、20代で親戚の介護を担っていました。
まだ社会に出て数年。「ケアマネジャー」や「包括支援センター」も知りません。社会資源の使い方、介護保険制度の難しさに頭を抱えながら介護と向き合う生活をしていました。
知っていれば頼ることもできたかもしれませんが、情報や繋がりもなければ、家族だけで、自分ひとりだけでその負担を一手に引き受けるしかありません。
「相談していいと思わなかった」
相談窓口にそんな声も寄せられます。
自分自身の当時のことを思うと、10代で介護の一部に関わっている若者たちは情報が少なすぎて本当に辛い状況にあると思います。
この窓口が恒常的な仕組みとして役立てられるよう、寄せられる声をもとに運営改善を行っていきます。
どうか、ご寄付という形での応援をくださると嬉しいです。
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