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村カフェができるまで その3 〜TSGにエントリー〜

一度目にしてからずっと、気になる電車の吊り広告があった。
「僕もやってみたかった農業を始めました」とかそんな感じで、爽やかな俳優の顔が写っている。
それが、「TOKYO STARTUP GATEWAY」
略して「TSG」というらしい。
東京ガールズコレクションみたい。

調べてみると、これはコンテストらしかった。
『テクノロジーから、モノづくり、ソーシャルイノベーション、リアルビジネス、グローバルを見据えた起業など、分野を越えて、「東京」から世界を変える若き起業家を輩出するブラッシュアップ型コンテスト』と紹介文にある。

魅力的なのは、「優秀で実現可能なビジネスプランなど、初めは必要ありません。」と言い切ってくれているところ。

エントリーは400文字のアイデアと熱意だけ。
まさしく始めやすい。
名の通り、STARTUPしやすい素敵な企画だと思った。

ということで、私も応募してみた。

言葉にすると、自分の思考がクリアになる。5月にやってみた転職を見据えた面接も、結局不採用だったけど、面接官からの質問が自分の描く理想を明確にしてくれた。

以下、
私が応募しているエントリーシート。
「村カフェ」をつくりたい!って漠然と思い出したあの頃よりも、やりたいことがくっきりしてきたように思う。

世の中や世界を変えるアイデアをひと言で表すと・・・「すべての生き物がサードプレイスをもてる社会」

【アイデアの概要】
みなさんに居場所はありますか?
大人は仕事と家庭に多くの時間を費やします。
子どもは学校や塾、習い事に通う時間が多いです。
そんな社会のなかに、ほっとひと息ついて肩の力をゆるめたり、好奇心が刺激されて何かにのめりこんだり、自分を開放できる居場所がどれだけあるのでしょうか。
私は毎朝、街で暮らす鳥たちを観察しながら出勤します。動物は本能のまま、自由気ままに生きているように見えて、羨ましい。けれども人間の都合で、住まいを奪われてきた動物が少なくありません。今、人間が動物と触れ合えるのは、お店の中か動物園ぐらいでしょう。意外と動物たちも、今の世の中では窮屈な思いをしているのかもしれません。
「みんなのサードプレイスがあったらいいのに・・・・・・」
私はそう願うことが増えました。具体的な形はまだ、決まっていません。インクルーシブ的で、乳幼児から高齢者までの多年齢が交わり、地域の発展に貢献できる、そんな人間や動物が集うカフェみたいな里山。一人の人間として、自分やこの街、社会の未来と向き合えるもうひとつの居場所。
どうやったら、そんな場所が創れるのか。みんなで語る場所づくりから始めます。

つづく


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