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読書日記1 “世界を7で数えてみたら“


読書日記をつけ始めます。

この本は9月に読み終わった本。最近アメリカの児童文学はどのような本が流行っているのか?と興味を持ち、図書館で借りました。

日本で推奨される児童文学もしっかりとアップデートされていますように、と思うのです。例えばいろんな人種が出てくる本って日本ではまだまだ児童文学ではかけてると思うし、そう言う意味でもとてもDomesticを感じるんですよね。一方子供の頃にインプットする内容って重要で、ある意味基準を潜在的に作っていると言うことだから、こう言った話や世界で起きていることがどこか他人事でないように感じるような児童文学が日本でもたくさん出ているといいのですが。

前おきはさておき・・

この本で何度も出てくる植物の描写。 植物の生と死はどの参考書よりもいろんなことを教えてくれると主人公のウィローは言うんだけど、とっても禅っぽい考え方で、アメリカの児童文学でもこう言う考え方が受け入れられているのかなと思うと一つ(アメリカ人との間の思想に)共通項が見つかった気がします。

あとはこれ以上ないくらいの悲劇を目前に彼女はどう心を癒していくかが見所で、最初は全く頼もしくない方がどんどん彼女をサポートしていったり。人は誰かとの出会いで変われるものと言うことを投げてくれる。

ウィロー!自由になってね!と応援したくなるそんな本です。

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