新宿Arch

先週末、久しぶりに東京へ向かった。

JR新宿駅の西口は相変わらずの人の多さで。そして相変わらず不精な私は寄り道や観光に全く興味を持たずに目的地へと向かう。

人の多さに辟易としてしまうと目的を果たす前にエナジーを消費してしまう。

私はちゃんと調べたら充分に徒歩で迎える距離をタクシーでショートカットする。目的地を告げ、外を見ていれば余分なお喋りをしないで済むというところだけは東京を気に入っている。

今回は新宿ArchでDJをした。

スタッフの皆さんがとても優しくて笑顔が素敵で、とってもあたたかい人たちだった。所謂、ゲイ箱(セクシャルマイノリティ御用達クラブ)ということもあるのだろうけれどみんなノリが良くアットホームだった。

二時間という、いつものプレイに比べたら幾分か長めの時間を、物語のように。時にはオーディエンスを煽動するように一曲一曲紡ぐ。

特にスキルが高いわけでもなく。マニアックで玄人受けする選曲をするわけでもなく。ただただ自分の直感に従って空間に音楽を落とし続ける。

自分に自信のない私だけど。DJという作業だけは私にむいていると実感出来る。

いつまで続けるかはわからないけれど。私にとって、きっと意味のある作業なんだと思う。

今回の東京はとても良いプレイが出来た。私という存在をArchに置いてこれたと思う。

また行きたいな。新宿Arch。

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