- 浮かれ気分 -【ワイン部|活動報告】
こんにちは。ワイン部 広報担当のスミダです。
夏も本番に差し掛かってきましたね。今回は夏にぴったりの記事をお届けいたします。
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シャンパンの季節がやってきた
今回のテーマは、夏に飲みたくなるシャンパンです。
皆さんはシャンパンと言ったら何をイメージしますか?細長いグラスと立ち上る泡、キラキラとした夜をイメージされる方が多いのではないでしょうか?
かましんワイン部では、毎回異なる特徴を持った2本を飲み比べするのですが、今回は原料に使われているブドウが異なる2本のシャンパンを飲み比べました。
ソムリエ藤田さんの解説の元、さっそくテイスティングしていきます。
白のシャンパン
1本目のシャンパンは、シャルル・プジョワーズ ブリュット プルミエクリュ。原料に白ブドウが使われているシャンパンです。
まずは色から確認するのですが、やはり特徴的なキラキラとした泡に目を奪われます。
横から見ると上に浮かんでいく様子が美しいですが、真上から見ると、宇宙人のようなフォルムをしていて面白いです。
味わいはすっきりとして酸味が感じられ、シャンパンの特徴である炭酸はのどごしが最高でした。中には、藤田さんが香りの説明をしている最中にフライングで試飲してしまう参加者もおり、シャンパンの魔力を感じます。
黒のシャンパン
2本目のシャンパンは、2つ前の写真で左に写っているルアレ・デボルド・ブリュット シャンパーニュ・オートレオー・ド・シャンピヨン(長い!)です。こちらは原料に黒ブドウが使われているシャンパンです。
色は黄色に近く、香りと味わいは1本目より甘さが感じられ、黒ブドウが原料であると分かります。
ここで、参加者のひとりが藤田さんに質問をします。
「黒ブドウを使っているのに、なぜ赤ワインのような赤色にならないのでしょうか?」
確かに、同じ黒ブドウを使っている赤ワインは深い赤色であるのに対し、目の前のシャンパンは黄色であるため不思議です。
これに対し藤田さんは、「最初に実と皮とで分けるので、黒ブドウを使っていても赤色にならないのです。巨峰とかも、皮をむくと中身は白いですよね。」と解説。その姿はまさにソムリエです。
あっという間にグラスが空になり、テイスティングが終了しました。
座学勉強会:①クイズ・シャンパン
テイスティングの次は、藤田さんの勉強会に移ります。
今回もお決まりのクイズから始まります。
特別に1問をご紹介しますので、皆さんもお考えください。
Q:シャンパンの特徴は次のうちどれでしょうか?
①ワインをブレンドして作られる
②伝統技法によってきめ細やかな発泡を作り出す
③砂糖を加えて味を整える
正解は…
①②③全部でした!
少しいじわるなクイズですが、シャンパンがどんなワインであるかを簡単に知ることができる良いクイズなので、ご紹介いたしました。そう、シャンパンは、①②③の特徴があるワインのことを指すのです。
座学勉強会:②シャンパンを知る
①のワインをブレンドして作られるという特徴は、「アッサンブラージュ」と呼ばれています。色々な理由によりアッサンブラージュは行われるのですが、ひとつとしてブランドの味わいを一定に保つという理由があります。ブドウはその年の気候によって味わいが変わってしまうのですが、原料が異なるワインをブレンドし、同じ味わいに調整するのです。
②の伝統技法によるきめ細やかな発泡を作り出すという特徴は、「瓶内二次発酵」と呼ばれています。既に完成されたワインに酵母とショ糖を入れて再び瓶詰めし、中で発酵させるこの伝統技法により、きめ細かな泡が生まれます。私はこの会まで炭酸ガスを入れて泡を作っていると思ってたので、事実に衝撃を受けました。
③砂糖を加えて味を整えるという特徴は、「ドサージュ」と呼ばれています。炭酸があると甘さを感じにくいなどの理由から、味わいを調整するために行われます。この作業を、シャンパンに栓をする前の最後に行うことから、加えられる砂糖のことを「門出のリキュール」と言うのだそうです。「門出のリキュール」、口に出したい言葉ですね。
勉強会を通じ、宇宙人のようだと思っていた泡が、注入された炭酸ガスではなくワインの発酵によるものだと知ったことで「やっぱり花のように見えるな…」と意見を変えるのでした。
まとめ
今回も「まずいワインは1本もない!」の言葉で会を締めました。
少々お高いシャンパンですが、この夏少しでも嗜むことができるようにお仕事を頑張ろうと思います。
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