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KURUMICCO WALK 🚶‍♀️ Vol.18-④「雨の鎌倉を楽しむ☔」

第18回のテーマは、「雨の鎌倉を楽しむ☔」。雨の日でも楽しめる鑑賞・体験型のおすすめスポットを中心にご紹介します🐾鎌倉散策の計画に、お役立ていただけますと嬉しいです♪

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→Vol.18-③はこちら

(本記事の掲載内容は2024年7月時点のものです)

KURUMICCO WALK Vol.18マップ

「富士洋傘」さんを後にし、若宮大路を5分程歩きます。続いて訪れたのは、鎌倉彫会館です。はじめに、3階にある「鎌倉彫資料館」へ伺いました。

こちらでは、鎌倉の伝統工芸である「鎌倉彫」の歴史をテーマにした常設展を中心に、年に1回ほど特別展や企画展を開催しています。取材時(2024年5月31日)には、常設展に“いきもの”のモチーフが入った作品を加えて展示した「特集陳列」を行っていました。

植物や動物がデザインされた作品も多く、お子様から大人まで誰でも気軽に楽しめます♪

今回は学芸員の田村さんに、館内や作品についてご説明いただきました。
※特別に許可を得て撮影しています。

常設展では、室町時代~現代までの作品を逆時系列で展示しており、時代ごとの作品の特徴を流れで見ることができます!

鎌倉彫の制作工程を紹介した展示。

現代(昭和・平成)の作品から鑑賞スタート!鎌倉彫といえば朱色のイメージでしたが、そこには水色やオフホワイトなどの珍しい色や、貝や金属の粉を使って加工したものなど、様々なタイプのモダンな作品がありました😲

昭和の作品。水色地に錫紛で色付けされたシルバーの蝶がとてもお洒落です。

明治・大正期には、鎌倉を拠点として活動していた仏師(仏像をつくる職人)によるデザイン性の高い作品が誕生したり、庶民文化が栄えた江戸時代には茶道具が多く作られたりと、それぞれの時代背景とともに鎌倉彫の用途やデザインも変わっていったそうです。

江戸時代の作品。
縁起が良い虫として知られていたカマキリが、秋草とともに表されています。
室町時代の作品(市の指定文化財)。
仏具を置くための台として使用された三足卓(さんぞくしょく)。
経年の重みが感じられます。

室町~江戸時代に作られた作品が現代まで残っているように、鎌倉彫は100年の時を超えて使用できる丈夫な伝統工芸品です。色が剥げたら塗り直すこともできますが、田村さん曰く「使えば使う程に塗り重ねた漆が摩耗して、下に塗った黒色の漆が出てくるのですが、それがまた味わい深いんです✨」とのこと。経年変化を楽しめるのも鎌倉彫の魅力だそうです。

職人が手作業で作っていることから、高価なイメージもある鎌倉彫ですが、今では手軽に使える食器やアクセサリーなどもあるとのこと。「展示を見て、手間暇かけて作られていることを知っていただき、興味を持ってもらえたら嬉しいです」とおっしゃっていました😊

【特集陳列】「鎌倉彫のいきものたち」
2024年3月7日(木)~2024年12月22日(日)

また、こちらの施設では第1・第4土曜日に「彫刻体験教室」も行っています(事前予約不要)。お好みのイラストが描かれた素材を選び、鎌倉彫専用の彫刻刀を使って彫ることができます。体験は彫刻までですが、完成品をご自宅で使用したいという方はオプションで漆塗り加工をしてもらうことも!梅雨の時期には、雨音を聞きながら体験に集中するのも良いですね♪

彫刻体験教室のイメージ(写真:学芸員の田村さん)
動植物のイラストが描かれた可愛らしいデザインの中から、
好きなものを選んで彫刻体験ができます(選べる教材はその都度変わります)。
漆塗り加工を施したもの。

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[施設情報]
施設名:鎌倉彫資料館
所在地:神奈川県鎌倉市小町2-15-13 鎌倉彫会館3階
公式サイト: https://kamakuraborikaikan.jp/museum/
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「鎌倉彫資料館」さんで知識を深めた後は、1階の「鎌倉彫カフェ倶利」さんへお食事に😋こちらでは、鎌倉彫の器でいただくお食事やカフェメニューを楽しむことができます🍵
 
今回は「精進・刻御膳」という、精進出汁をベースにしたお料理をいただきました!

昆布と椎茸からとったお出汁は優しいお味で、心も身体もほっこり♪
鎌倉で採れた野菜をはじめ、鎌倉の地でこだわりを持って商いされているお店の商品もメニューに取り入れており、食材にとてもこだわっているそう。

そして鎌倉彫の漆器については、見た目の重厚感に対してとっても軽く手に馴染みやすいと感じました🥢また、熱を伝えないためお味噌汁など熱いものも手に優しくいただけます。

「精進・刻御膳」

今回いただいた精進料理以外にも、お肉やお魚を使ったメニューもあるので、同じ席で食の嗜好が異なる方が一緒にお食事することができます。
 
店主の佐竹さんに鎌倉彫の漆器でいただくお食事の魅力を伺ったところ、「心に身体に嬉しいだけでなく、目で楽しめるのも魅力です」とのこと。特に精進料理は、野菜や乾物など素朴な素材で作るため、普通のお皿に盛るよりもおさまりが良いのだそう。また、スイーツメニューも提供しているように、洋物にも自然と馴染むのが魅力だと言います☕

鎌倉彫の器でいただくスイーツメニュー。(※写真:「鎌倉彫カフェ倶利」さん提供)
お料理や器だけでなく、店内の設計にも禅のスピリットを取り入れているのだそう。
心安らぐ空間です。(※写真:「鎌倉彫カフェ倶利」さん提供)
(※写真:「鎌倉彫カフェ倶利」さん提供)

「鎌倉彫の漆器に実際に触れて使ってもらうことで、その魅力や使いやすさを知っていただきたい」という店主の佐竹さん。「ご家庭でも、大事にしまって箪笥の肥やしにするのではなく、ぜひ日常に取り入れて使って育てていってほしい」とおっしゃっていました。

また、カフェでは手間ひまかけて作るお料理をゆっくり召し上がっていただきたいという想いで、手仕事手仕込みを大切にされています。「心に身体に目に嬉しい、『三福』の時間をここで過ごして、日常に帰った時にほっこりしていただきたいです😊」とお話してくださいました。

鎌倉観光の記念に、ぜひ鎌倉彫でのお食事を体験してみてはいかがでしょうか?

(※写真:「鎌倉彫カフェ倶利」さん提供)

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[店舗情報]
店舗名:鎌倉彫カフェ倶利
所在地:神奈川県鎌倉市小町2-15-13 鎌倉彫会館1階
公式サイト:https://cafeguri.jp/
 
※2024年6月20日~9月20日まで、夏仕立てのメニューへ変更となります。
(お汁や小鉢の内容が変わります。)
※2024年8月1日~2024年8月31日は夏休みとなります。
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「鎌倉彫会館」から鶴岡八幡宮の方へ向かって歩き、八幡宮前本店に到着!

スタッフが笑顔で迎えてくれました😊

最後までご覧いただきありがとうございました!
雨の鎌倉☔の楽しみ方はいかがでしたか?
次回、Vol.19もどうぞお楽しみに✨