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KURUMICCO WALK 🚶‍♀️ Vol.18-①「雨の鎌倉を楽しむ☔」

第18回のテーマは、「雨の鎌倉を楽しむ☔」。
雨の日でも楽しめる、鑑賞・体験型のおすすめスポットを中心にご紹介します🐾鎌倉散策の計画に、お役立ていただけますと嬉しいです♪

(本記事の掲載内容は2024年6月時点のものです)

KURUMICCO WALK Vol.18マップ

長谷にある「光則寺」さんからお散歩スタート!

日蓮宗の宗祖であり鎌倉の地で熱心に法華経を広めた日蓮聖人が、『立正安国論』を幕府に差し出した場所として知られているお寺です。

山門をくぐると、正面には日蓮の字を刻んだ「立正安国論御勘由来」の石碑があります。

朱塗りの山門
「立正安国論御勘由来」の石碑
法華経の信者でもあった宮沢賢治の『雨ニモマケズ』の詩碑もあります。

また、鎌倉有数の「花の寺」とも呼ばれており、境内では季節ごとに美しい草花を眺めることができます。特に、春に花を咲かせる樹齢約200年の「海棠(カイドウ)」は、大きくて立派なことで有名です。

「ヤマアジサイ」は6月初旬から見頃を迎えています💠
※写真は取材時(2024年5月21日)撮影。

今回は、お寺の本堂で行われている「お経の会」に参加させていただきました!毎月21日(※4、8、10月を除く)に行われている「お経の会」では、檀信徒の方々が集まり、みんなで声を合わせて『法華経』を読んでいます。
読経に興味がある一般の方の体験も可能です!

「お経に上手い下手はありません。みんなで唱えることが何よりの功徳です」というご住職の掛け声のもと、終始アットホームな雰囲気で、心地よい時間が流れていました😊

読経の後は、お菓子をいただきながらご住職を交え、参加者同士がおしゃべりを楽しむ機会としているそうです。

ご住職の横山様は、読経の際は「お釈迦様の言葉に心を傾けつつ、自分のことを顧みる時間にしてほしい」とおっしゃいます。お釈迦様の教えに触れ、自分の人生には限りと可能性があると知ることで、新たな気づきが生まれるかもしれないとのこと。

また、お経は一人で読むよりみんなで一緒に読んだ方が良いのだそう。
同じ想いを持っている“他者”を認識することで、世界との“つながり”が生まれ、自分は一人ではないと実感できるといいます。「人はみな誰も、自分だけの力ではどうにもできない悩みを抱えているもの。直接の解決にはならないかもしれないけれど、共にいる人を感じることができれば、日々の励みになると思います」とお話ししてくださいました。

実際、声を合わせてお経を読むと一体感が生まれ、言葉の力がより大きくなるように感じました✨梅雨時は心もじめじめとしてしまいがちですが、美しいお寺の境内を眺めたり、お経を読む体験に参加してみることで、自分の心と向き合う穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

《お経の会》
場 所:本堂
日 程:毎月21日(4月・8月・10月を除く)
時 間:10時00分~11時00分
参加費:200円
*参加をご希望の方は、kousokuji1274@gmail.comへご連絡ください。

また、2024年の光則寺750周年を記念し、秋には「光則寺ウィーク」が開催されます。この期間では、普段は見ることのできない本堂の格天井も一般公開されるそう。他では例を見ない、鎌倉彫が施された重厚感のある格天井は必見です!興味のある方は、期間中ぜひ訪れてみてください♪

〈光則寺ウィーク〉
2024年10月15日~2024年10月19日(予定)

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光則寺
所在地:神奈川県鎌倉市長谷3-9-7
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※参考文献:『かまくら子ども風土記(第14版)』(147ページ)

「光則寺」様から20分程歩き、「若宮大路公園」へ向かいます🐾
少し距離があるので、天候によっては江ノ電を利用するのもおすすめです🚃
紫陽花の季節ということで、今回は「クルミッ子チャージ」ならぬ「あじさいチャージ!」

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「若宮大路公園」
所在地:神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-13-8
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次回は由比ガ浜方面をお散歩します!お楽しみに✨