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#75 「アルコール依存症になって」 30年断酒してもチェーンドランカーに逆戻りする


アルコール依存症から再起に向けて生きるブルースです
私にはまだ「夢」がある。「アルコール」とは決別し、その夢を叶える為、新らたな人生を歩んでいるアラ還だ


過去の入院中色んなアルコール依存症の人達と出会ったが、何年断酒しても一杯でも飲めばチェーンドランカーに逆戻りする事を知った

8年止めていたのにクリスマスに一杯飲んで止まらなくなった人や30年断酒していたが息子さんが家を建てた祝いの席で周りに勧められ一杯飲んでチェーンドランカーに逆戻りし再入院、その人はある断酒会の会長で、罪悪感からか自殺したと聞かされた

1週間酒を止めようが30年止めようが期間の長さはアルコール依存症者には何の意味もない。一杯飲めばチェーンドランカーに戻る慢性的な病気なのだ。死ぬまで止めるしか方法はない。薬があるわけでも無く、入院しても治るわけでもない。前回の入院の時に治るかどうか主治医や看護師に言われた言葉が全てだ

「あなた次第ですよ」

自分で断酒をする、そう決めて一生続けるしか無い

ただ一人で断酒を続けるのはとても難しい。どの医者も退院時に三つのルールを患者に課すのが一般的だ

①  毎月の通院
②  杭酒剤の服用
(これを服用し酒を飲むと酷い二日酔いのような苦痛を味わうらしい。私は服用した事はないが)
③  断酒会などの自助グループへの参加

私は毎月の通院は続けている、眠剤を処方してもらう為だ。杭酒剤は飲まないと決めている、これで逆に肝臓を悪くした人達を何人も見てきたからだ(合う合わないに個人差があるようだ)。断酒会には一度行ってやめた、自分が罪人であるかのように懺悔をする会の様に感じたからだ。忘れて新しい方向へ行こうとしているのに、強制的に過去を思い出させる。ウンザリして行かないと決めた。過去を後悔しても何もうまれないからだ

ただし、ひとりの力で止めるには明確な目的が無いと無理だろう。私の様に家族もいなく一人暮らしは特にそうだ。飲もうと思えばいつでも飲める。8ヶ月断酒できていたのはこれまで毎日の生活で酒のプライオリティが1番だったのが、仕事や食事、睡眠などのプライオリティが圧倒的に優位になったからだ。飲酒欲求も無くなっていた

しかし、この断酒は8ヶ月で崩れた

その原因は恋をして、そしてその恋を失ったからだった



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