見出し画像

(23歳・女)の今日、2020年6月14日

(23歳・女)の日常逃避行、帰路について記します。

助手席に座る、いろいろなものにすぐ気づくわたしと、わたしの1.5倍繊細な恋人の会話です。

「別荘ばっかりだ、うおお、不審者だよ」
「わたしたちが?」
「うんそう、、うおー薪!雨で(外にあって)いいのかなあ」
「よくはないんじゃないかな。」

「にわとり!」
「ええっうわあほんとだーー」
「3羽確認しました。」
「確認しましたか」
「うん」

「あっ牛!cowだよ、白黒のcow」
「ええっ白黒のcowなんているの!」
「いや(恋人の名前)北海道出身でしょう」
「いやそうなんだけどさ」

「すごいね〜この道」
「えええ、いま視界に入ってる色の中で緑が1番多いよ、ええすごい」
「すごいねえ」

「そういえばさっきの黒い牛、何用なんだろう」
「食用じゃないかな。(わたしたちが昨日食べた)ワインビーフとか」
「あああ、、この後スタッフが美味しくいただきました、、」
「だって小学生の頃、乳牛と畜産牛でアイコンの色書き分けてた気がする。さっきのにわとりもブロイラーじゃないかなあ」

「あっ白樺だ」
「あっ竹も...じゃない、笹もある。ジブリみたいだ」
「ジブリ?武蔵野の?」
「ううん、トトロとかもののけ姫とか」
「なるほど。一昔前の武蔵野はこういう感じだったんだろうねえ。今やサンロードで三密が報道されるような場所になったけど、、」

「鹿とか出てきてほしいね」
「本当に鹿が出てきたらこっちがやられるよ」
「鹿会ったことあるの?」
「鹿はない」
「車でもだめかな」
「普通にへこむよ」
「そっか」
「鹿大きいからね」
「、、大きいから。」

週末の逃避行は終わりで、月曜日からは日常がまた戻ってきます。吉澤嘉代子の月曜日戦争を、めざましにかけました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?