見出し画像

アーユルヴェーダのスパイスティー「カダ」

東京はどこもかしこも桜が咲き誇っています。うちの周りには坂が多いのですが、どの坂も公園も並木道も病院のお庭も川沿いも、桜が見事に咲き乱れています。

すごいなぁ〜と心から思います。ほんとうにきれい。出かけるときに通っただけなのに、ただただ幸福で満ち足りた気持ちになります。

はてさて。

「カダ」とはアーユルヴェーダのホームレメディとしてインドでは有名なスパイスティー。ハーブとたくさんのスパイスをひたすら煮込みます。免疫力を高めて風邪や咳などを予防するといわれています。

チャイは心身共にほっとひと息ついてしまうので、もりもりやる気を出してほしいとき向けのスパイスティーです。

おなかがぽっかぽかしてきます。

インド政府がコロナ渦でロックダウンを始めた直後の2020年4月中旬、モディ首相が「カダを飲んで免疫力を上げてね」と国民に向けて発信したことがニュースに取り上げられたので、日本でも知っている人が増えたようです。

まず使うのは、トゥルシーというインドでは有名なハーブ。英語ではホーリーバジルと呼ばれています。ヒンドゥー教では女神ラクシュミーの化身とされていて、聖なる植物として寺院やご家庭の周りに植えられています。

アーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」とされ、重宝しています。わたしも時々お庭に植えられているトゥルシーを「食べなさい」と口に入れられていました(みんな気軽に食べ物を口に入れてきます。わたしの周りだけなのかな)。

そのトゥルシーと、例えばカルダモン、シナモン、黒コショウ、ドライジンジャー、ターメリックなど(ご家庭によって様々)数種類のスパイスを粉末にして、お湯の沸いたお鍋に入れて長時間ぐつぐつ煮詰めた飲みものです。

濃い茶色になったら出来上がり。透き通った黄金色だと思う人も多いようですが、実際はすこし濁るくらいまでしっかり煮つめます。

カップに注いだ後、仕上げにお好みでジャグリー(精製していないサトウキビやパームヤシからつくられたお砂糖。インドではよく使われます)やハチミツをいれると甘く口当たりがよくなります♡

スパイスやハチミツについてあれこれ言いたくなるけれど、キリがなくなるので後日にします。。。

スパイスたっぷりなので身体がぽっかぽかになります。

カファが悪化している人はお腹がぽわって温まります。やる気が出るのでおすすめ。ヴァータが悪化しているときにもおすすめです、温まって落ち着きます。ピッタの人はカッと熱くなってしまわないように、ちびちび飲むくらいが丁度いいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?